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【83カ月目の飯舘村はいま】102歳自死で東電に慰謝料支払い命じる。福島地裁「原発事故と相当因果関係ある」。原告の女性「東電は線香たむけて謝罪を」

福島県相馬郡飯舘村の大久保文雄さん(当時102歳)が、政府による全村避難方針が示された夜に自ら命を絶ったのは原発事故が原因だとして遺族の大久保美江子さん(65)=南相馬市に避難中=ら3人が東電に計6050万円の慰謝料支払いを求めていた損害賠償請求訴訟で福島地裁の金澤秀樹裁判長は20日午後、自死と原発事故との因果関係を認めた上で東電に計1520万円の支払いを命じる判決を言い渡した。弁護団は「原発事故の重大性をとらえ...

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【83カ月目の飯舘村はいま】「汚染続いたまま」「被曝避けられぬ」。交錯する現実と心情。「村は安らげる」「東電許していない」~福島市でシンポジウム

村民や研究者らでつくる 「飯舘村放射能エコロジー研究会」 の第9回シンポジウム「原発事故から7年、不条理と闘い生きる思いを語る」が17日、福島県福島市の県青少年会館で開かれた。京大原子炉実験所研究員の今中哲二さんらが今なお村内で続く汚染や被曝リスクについて語った一方、既に村の自宅に戻って生活している村民からは「放射能の事は頭から離れることは無いが、土と接しているととても穏やかな気持ちになる。避難先では安...

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【福島原発かながわ訴訟】「これぞ文字や写真では伝わらない原発事故被害の実態」。横浜地裁の裁判官らが浜通りを縦断~非公開の〝現地検証〟を独占取材

裁判所よ、これが浜通りの現状だ─。原発事故の原因と責任の所在を明らかにし、完全賠償を求めて神奈川県内に避難した人々が国と東電を相手取って起こしている「福島原発かながわ訴訟」で、横浜地裁の中平健裁判長らによる現地検証が8日、福島県南相馬市小高区や浪江町、大熊町、富岡町にある原告の避難元自宅などで実施された。横浜で準備書面や陳述書を読み、証拠の写真を見るだけでは伝わらない避難元の現実は、裁判官の目にどう...

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【中通りに生きる会・損害賠償請求訴訟】原告本人尋問始まる。語られた7通りの「精神的苦痛」。東電側の反対尋問に「ごせやげる」の声も~第9回口頭弁論

ある者は証言台で嗚咽を漏らし、またある者は怒りや悔しさを表現した─。「中通りに生きる会」(平井ふみ子代表)の男女52人(福島県福島市や郡山市、田村市などに在住)が原発事故で精神的損害を被ったとして、東電を相手に起こした損害賠償請求訴訟の第9回口頭弁論が7日、福島地方裁判所206号法廷(金澤秀樹裁判長)で終日、行われた。今回から原告に対する本人尋問が開始。男女7人の原告が、それぞれの精神的損害について語った...

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【伊達市長選2018】仁志田市長敗れる。「Cエリア問題が敗因でない」。最後まで強気の姿勢。「公約違反じゃない」「科学的に必要無い除染をやらないだけ」

任期満了に伴う福島県伊達市長選挙は28日、投開票され、現職の仁志田昇司市長が新人・須田博行氏に1134票差をつけられ落選。4選はならなかった。前回選挙で掲げた「Cエリア除染」の〝公約違反〟や「本当に必要なのは『心の除染』」などと被曝リスクを心配する市民を見下すような発言が相次いだ事などに対して市民から「NO」を突き付けられた格好だが、仁志田市長は「Cエリア除染問題が敗因だとは思わない」「科学的に必要無い除染...

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【伊達市長選2018】28日投開票。地元メディアがスルーする仁志田市長の〝公約違反〟 「Cエリアにはもはや被曝リスクない」。Cエリア除染に触れずに4選?

任期満了に伴う伊達市長選挙は28日、投開票される。現職の仁志田昇司市長は4選を目指して立候補したが、前回選挙の〝公約違反〟には触れないまま。地元メディアも取り上げない。「Cエリアも除染して復興を加速」と訴えて当選したものの、勝てば官軍。市民の期待に反して、地表真上で3μSv/hを上回る箇所だけを除染する「ホットスポット除染」しか行われなかった。「心の除染こそ必要」と公言する仁志田市政。5人が立候補する〝乱戦...

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【子ども脱被ばく裁判】「土壌の測定をして欲しい。吸入が心配」。母親が意見陳述。河野益近さんは講演で不溶性放射性微粒子の危険性を指摘~第13回口頭弁論

福島県内の子どもたちが安全な地域で教育を受ける権利の確認を求め、原発の爆発事故後、国や福島県などの無策によって無用な被曝を強いられたことへの損害賠償を求める「子ども脱被ばく裁判」の第13回口頭弁論が22日午後、福島県福島市の福島地裁203号法廷(金澤秀樹裁判長)で開かれた。伊達市内で子育て中の40代母親がが意見陳述。原発事故直後の国や福島県の無作為に怒りを表すとともに、土壌汚染の実態調査を求めた。開廷前に...

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【福島原発かながわ訴訟】「事故起こして平然としている、許せない」。第2回原告本人尋問。人災で失った故郷、将来への希望。「私は負けたくない」

原発事故の原因と責任の所在を明らかにし、完全賠償を求めて神奈川県内に避難した人々が国と東電を相手取って起こしている「福島原発かながわ訴訟」の第25回口頭弁論が19日、横浜地裁101号法廷(中平健裁判長)で開かれ、昨年11月(2017年11月18日号参照)に続いて2回目の原告本人尋問が一日がかりで行われた。本人尋問に臨んだのは浜通りを中心に男女7人。原発事故で失ったものや国や東電に対する怒りを口にした。次回期日は3月7...

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【82カ月目の浪江町はいま】「原発の話はうんざりだ」。原発事故後、初の町内成人式に117人。華やかな式典の陰で〝復興〟進まぬ町~馬場町長は入院し欠席

帰還困難区域以外の避難指示が解除された福島県双葉郡浪江町で7日午後、原発事故後初めて、町内での成人式が行われた。新成人183人のうち出席したのは117人で、出席率は6割を超えた。中学2年生に進級する直前の原発事故で避難を余儀なくされた新成人たちはしかし、あの時の原発事故には多くを語らず「苦労もしなかった」と話す。人の往来が無く静まり返った町内で、会場だけが〝同窓会〟の華やかさに包まれた。避難指示の部分解除...

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【回顧2017】避難先で自ら命を絶った〝自主避難者〟のAさん。「県民と共に」と胸を張る陰で〝自主避難者〟の切り捨て進めた内堀知事~追悼文に代えて

今年もいよいよ大みそか。様々な取材の中で最もつらかったのが、福島県中通りから都内に〝自主避難〟してきたAさんの自死だった。3月末で住宅の無償提供が打ち切られるなど、〝自主避難者〟にとってはつらい1年となった今年、山形県では、米沢市の雇用促進住宅に入居する避難者が退去を求めて訴えられるという異常事態も起きた。福島県の内堀雅雄知事は今年の漢字に「共」を挙げたが、言葉とは裏腹にAさんの死は記録にも残らない。...

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【山林火災と放射性物質】「十万山から放射性物質の飛散は無かった」。鎮火から7カ月目、事実上の〝安全宣言〟。一方で「さらに慎重な検討が必要」とも

〝2017年の福島〟で絶対に外せないのが、浪江町と双葉町の帰還困難区域にまたがる国有林「十万山」(福島県双葉郡浪江町井手)での山林火災だ。このほど、福島県などがまとめた中間報告は、火災による放射性物質の二次拡散を否定した事実上の〝安全宣言〟。「今すぐ健康に影響を与えるものでは無い事が分かった」と結論付けているが、一方で「さらに慎重な検討が必要」とも。高濃度汚染山林での火災鎮火から7カ月。本当に放射性物...

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プロフィール

鈴木博喜

Author:鈴木博喜
(メールは hirokix39@gmail.com まで)

大手メディアが無視する「汚染」、「被曝」、「避難」を追い続けています。

福島取材にはコストがかかります。
往復の交通費と宿泊費だけで約2万円です。
よろしければ、ご支援をこちらまでお願い致します。

【ゆうちょ銀行 普通 記号10980 口座番号05373461 鈴木博喜】

【じぶん銀行あいいろ支店 普通2460943 鈴木博喜
(銀行コード0039 支店番号106)】

https://www.facebook.com/taminokoe/

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