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郡山から旭川に母子避難した曵地奈穂子さん。詩集「あの日から」に綴った3年半~「これで良かったのか」「ごめんね」。夫や子を想い繰り返した自問自答

「あの日から」=発行元:「カタルワ(311からまなぶ会)」=という詩集がある。住み慣れた福島県郡山市から、実家のある北海道旭川市に母子避難・移住した曵地奈穂子さん(45)が綴った18の詩。一部を引用しながら、夫が仕事を辞めて旭川に移住するまでの葛藤の日々に想いを馳せたい。行間にこめられているのは夫と離れて暮らした日々。子どもたちに寂しい想いを強いた罪悪感。正解が見つからぬ放射線防護…。〝自主避難者〟が詩集...

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【中通りに生きる会・損害賠償請求訴訟】「事故は〝見えない空襲〟」。準備書面から読み解く原告の想い。「好んで被曝を選択してない」。2月から本人尋問

「中通りに生きる会」(平井ふみ子代表)の男女52人(福島県福島市や郡山市、田村市などに在住)が原発事故で精神的損害を被ったとして、東電を相手に起こした損害賠償請求訴訟の第7回口頭弁論が13日午後、福島地方裁判所206号法廷(金澤秀樹裁判長)で行われた。双方の書面や裁判期日の確認などで弁論そのものは5分程度で終了。緊張の面持ちで法廷に集まった原告たちの想いは、この日提出された準備書面(8)に凝縮されていた。次...

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飯舘村議選あす告示。「小さい声を拾いたい」。村長の〝イエスマン議会〟に風穴開けようと挑戦する庄司圭一さん~16年ぶりに複数の若手が名乗り上げるか

任期満了に伴う福島県相馬郡飯舘村の村議会議員選挙(定数10)が14日、告示される。議員の高齢化と菅野典雄村長のイエスマンばかりでチェック機能を失ったと言われる村議会に風穴を開け、若返りを進めようと、40代以下の村民が立候補を予定している。庄司圭一さん(45)もその1人。「飯舘村全村見守り隊」での活動や、原発事故直後に避難先として世話になった栃木県鹿沼市での水害ボランティアなどを通して、「小さい声を拾いたい...

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【78カ月目の飯舘村はいま】14億円の「道の駅」、3000万円の「彫刻」。これが〝までい〟な金遣い?~避難指示解除から間もなく半年。「帰村」は500人弱

帰還困難区域を除いた避難指示解除から間もなく半年。福島県相馬郡飯舘村には用地買収費や建設費だけで14億円近い道の駅「までい館」が華々しくオープンし、52人が就学予定の学校は、40億円もかけて改修工事が進んでいる。道の駅に設置された彫刻は2体で3000万円。菅野典雄村長は常日頃「までい」(心をこめて、ていねいにの意味)を口にするが、果たして原発事故後の村政は「までい」な村政だったか。予算の使い道は「までい」だ...

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【原発事故と健康調査】「放射性物質は県境で止まらぬ。近隣県でも実施を」。避難者団体が環境省と交渉。「専門家が不要と判断」。変わらぬ国の消極性

「『避難の権利』を求める全国避難者の会」に加入している避難者らが29日午後、全国の避難先から東京・永田町に集まり、健康診断システムの拡充を求めて環境省と2時間にわたって話し合った。避難者側は「放射性物質の拡散は福島県にとどまらない」として近隣県でも国の責任で甲状腺検査などの県民健康調査を実施するよう求めたが、環境省側は従来通りの〝定型文〟を読み上げながら「有識者会議で不要と判断された」として拒否。交...

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【就労不能損害賠償】「4年で一方的に打ち切るな」。打ち切り後の賠償金支払い求め飯舘村民が東電相手に提訴。「運が悪かったでは済ませたくない」

福島第一原発の爆発事故による放射性物質の拡散で福島県相馬郡飯舘村に開設した農業研修所「いいたてふぁーむ」の閉鎖を強いられ、本来得られるはずの収入を失ったとして、管理人を委託されていた伊藤延由さん(73)=新潟県出身、福島市内に避難中=が25日、東電を相手取り2370万円余の支払いを請求する就労不能損害賠償請求訴訟を東京地裁に起こした。東電は原発事故による就労不能損害に対する賠償を2015年2月末で打ち切ったが...

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福島の教員たちが伝えたい「原発事故」。詩で「故郷を奪われた哀しみ」。写真で「中通りも記録するべき街」~「全国作文教育研究大会」福島大会より

「日本作文の会」(東京都文京区本郷)の「全国作文教育研究大会 福島大会」が7月28日から30日まで福島県福島市内で開かれ、全国の教員たちが子どもたちの作文や教員たちが綴った詩、撮影した写真が伝える「原発事故」に触れた。もちろん、原発事故だけが「今の福島」では無い。「ひとくくりに語らないで欲しい」との声も出た。しかし、発生から6年が過ぎてもなお、浜通りだけでなく中通りでも、依然として原発事故の被害が続いて...

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【自主避難者から住まいを奪うな】無償提供打ち切り後初の交渉も平行線。避難者から怒りの声、県職員は「ていねいに粘り強く」で一蹴~第8回福島県庁交渉

2011年の原発事故に伴う〝自主避難者〟向け住宅の無償提供が今年3月に打ち切られた事に抗議・反対し、打ち切りに伴う困窮避難者救済を求める避難者団体と福島県職員との交渉が28日午後、福島市内で開かれた。交渉は通算8回目だが、打ち切り後は初。しかし議論は今回も平行線のまま。内堀雅雄知事との直接対話も果たされず、時間切れに終わってしまった。家賃補助の手続き遅滞や生活保護申請の足かせとなっている事など問題は山積だ...

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【国道114号】〝復興〟のためなら帰還困難区域もフリーパス?国道6号にならい秋にも自由通行へ。経済効果望む「とんやの郷」。津島地区の住民は困惑と怒り

福島県福島市から川俣町を通り、浪江町に抜ける「国道114号線」。帰還困難区域を含むため、現在は許可を得ないとバリケードで止められる。これを今秋にも自由通行出来るようにしようと浪江町が計画。沿線住民の間に期待と困惑が交錯している。避難指示が解除された山木屋地区に復興拠点商業施設をオープンさせた川俣町は、売上増を期待して1日も早いバリケード撤去を熱望するが、避難を強いられている浪江町津島地区の住民たちから...

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【山林火災と放射性物質】帰還困難区域の山林火災で市民団体が福島県に要請書提出。内部被曝防止策求めるも話し合いは平行線。記者クラブも関心示さず

福島県浪江町の帰還困難区域で4月29日から5月10日まで燃え続けた「十万山」の山林火災で、放射性物質が二次拡散しなかったか独自に調べているNPO法人市民放射能監視センター「ちくりん舎」などが19日午後、福島県庁を訪れ、内堀雅雄知事宛ての要請書を県職員に提出。緊急時における速やかな情報公開や被曝防止策、避難基準の策定などを求めた。しかし、話し合いは平行線。論点は全くかみ合わなかった。帰還困難区域での山林火災と...

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【ふるさとを返せ 津島原発訴訟】「わが家に帰れない気持ち受け止めて」。2人の女性が涙の意見陳述。「無責任な言い逃れ許さぬ」と怒りも~第8回口頭弁論

原発事故で帰還困難区域に指定された福島県浪江町津島地区の住民たちが国や東電に原状回復と完全賠償を求める「ふるさとを返せ 津島原発訴訟」の第8回口頭弁論が14日午後、福島地裁郡山支部303号法廷(佐々木健二裁判長)で開かれた。2人の女性が意見陳述。住み慣れたふるさとを奪われた哀しみや怒りを涙をこらえながら語った。「豊かな自然を壊された」、「原発が人生そのものを奪った」。2人の訴えを、佐々木裁判長はじっと目を...

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プロフィール

鈴木博喜

Author:鈴木博喜
(メールは hirokix39@gmail.com まで)

大手メディアが無視する「汚染」、「被曝」、「避難」を追い続けています。

福島取材にはコストがかかります。
往復の交通費と宿泊費だけで約2万円です。
よろしければ、ご支援をこちらまでお願い致します。

【ゆうちょ銀行 普通 記号10980 口座番号05373461 鈴木博喜】

【じぶん銀行あいいろ支店 普通2460943 鈴木博喜
(銀行コード0039 支店番号106)】

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