【133カ月目の汚染水はいま】「一刻も早く広域遮水壁で地下水止めて」福島大・柴崎直明教授がいわき市で講演 「汚染水増えなければ海洋放出不要」とも
- 2022/04/27
- 19:31

福島大学の柴崎直明教授が24日午後、福島県いわき市で行われた「海といのちを守るタウンミーティング」で講演し、地質学の専門家の立場から「増え続ける汚染水を放置せず、いち早く抜本的な削減策を講じれば海に流す必要はなくなる」などと地下水の原子炉建屋への流入をまず止めるよう求めた。「流入する地下水を減らさないと海洋放出の問題はエンドレスになってしまう」として、一刻も早く広域遮水壁を設置するよう強調した。市民...
【浪江原発訴訟】男性原告が意見陳述「地域コミュニティの再建こそ真の復興」 次回6月の期日から原告本人尋問、来月には裁判官らが〝現地視察〟~福島地裁で第11回口頭弁論
- 2022/04/25
- 19:04

集団ADRでの和解案(慰謝料一律増額)を東京電力が6回にわたって拒否し続けた問題で、浪江町民が国や東電を相手取って起こした「浪江原発訴訟」の第11回口頭弁論が22日午後、福島地裁203号法廷(小川理佳裁判長)で行われた。原告の原中正義さんが自然と地域コミュニティの破壊について意見陳述。これまでに撮影した写真を自身でまとめたスライドを映しながら「根本的な問題は何も解決していない」と訴えた。次回期日は6月22日午前...
【133カ月目の汚染水はいま】「これ以上、余計な放射能を海に出すな!」今中哲二さんがいわき市で講演 「事故は防げた。東電の責任で長期保管を」
- 2022/04/22
- 11:26

京都大学「複合原子力科学研究所」研究員の今中哲二さんが17日午後、福島県いわき市で講演し、福島第一原発事故後にたまり続ける汚染水の海洋放出計画について「これ以上、余計な放射能を海に出すな」などと海洋放出しないよう訴えた。東電が昨年11月に公表した「多核種除去設備等処理水(ALPS 処理水)の海洋放出に係る放射線影響評価報告書」についても「10㎞四方の平均濃度で被曝評価するのはまずい」と一蹴。「東電は『土地が...
【133カ月目の飯舘村はいま】被曝リスクは無視して再開? オートキャンプ場が今週末オープン 村民からは「汚染状況の公開を」との声
- 2022/04/20
- 16:16

避難指示解除後も放射能汚染が残る福島県相馬郡飯舘村の「あいの沢」で23日、オートキャンプ場の利用が始まる。村内の汚染状況を測定し続けている村民からは「放射線管理区域よりも汚染されている場所をオートキャンプ場にするなんて考えられないが、せめて徹底的に測って結果をフルオープンにする。判断材料を提供するべき」との声があがり、村議会からも「空間線量を掲示するべきだ」との指摘があるが、村役場は消極的。「急ピッ...
【子ども脱被ばく裁判】無視され軽視されてきた原発事故後の被曝リスク 「核兵器を使いたい連中が内部被曝をないことにしている」 井戸謙一弁護士が会津若松市での講演で指摘
- 2022/04/16
- 06:39

原発事故後の福島県内の被曝リスクや行政の怠慢を正面から問うている「子ども脱被ばく裁判」(次回5月18日、仙台高裁)の弁護団長・井戸謙一弁護士が9日、福島県会津若松市内で講演し、「低線量被曝や内部被曝のリスクが極端に軽視されている」と指摘。事故発生から11年を経ても「セシウム含有不溶性放射性微粒子」による内部被曝のリスクが存在するが、「核兵器を使いたい国際的勢力の意図で、被曝リスクなどないことにされている...
【133カ月目の汚染水はいま】海洋放出方針決定から1年 いわき・小名浜で市民が改めて抗議行動「海に流さないで!」
- 2022/04/14
- 13:07

福島第一原発事故後にたまり続ける大量の汚染水が廃炉作業の妨げになるとして政府が海洋放出方針を決定して13日で丸1年。午後には、福島県いわき市小名浜で市民が改めて「汚染水を海に流さないで!」と反対の声をあげた。国も東電も「関係する皆様へのていねいな説明などを行いまして、ご懸念を払拭し、ご理解やご信頼を賜れるよう努力を続けてまいりたい」と口を揃えるが、実際には海洋放出への懸念の声が多いなか、海洋放出に向...
【原発事故と司法】「裁判官って政権に忖度するんですか?」 大飯原発運転差し止めを命じた元裁判官・樋口英明さんの答えは…
- 2022/04/08
- 12:00

2011年3月の福島第一原発事故を巡る訴訟の判決が言い渡されるたびに口にされるのが「裁判官は政権に忖度している」という言葉だ。「低線量被曝のリスク」、「年1ミリシーベルト問題」という原発事故の本質に正面から向き合わない裁判官が少なくないからだ。そこで、3月に横浜市内で講演した元裁判官の樋口英明さん(関西電力大飯原発3、4号機の運転差し止めを命じた)に「裁判官も政権に忖度するのですか?」と質問してみた。樋口...
【11年目の汚染水はいま】エネ庁や東電「福島県漁連との約束反故にしないが海洋放出計画もやめない」 公聴会開催の求めにもゼロ回答~東電・政府交渉
- 2022/03/30
- 22:07

国と東電が多くの反対意見を無視して「原発汚染水海洋放出計画」の準備を進めている問題で、海洋放出をやめるよう求める市民団体共同の政府・東電交渉が29日午後、東京・永田町の参議院議員会館で行われた。エネ庁の官僚や東電「福島第一廃炉推進カンパニー」の担当者らが出席したが、何を尋ねても用意したペーパーを読み上げるばかりで「ご説明を尽くす」、「ご理解得られるよう努める」に終始。来年からの海洋放出方針は意地でも...
【中通りに生きる会・損害賠償請求訴訟】被曝リスクによる「精神的損害」認めた仙台高裁判決が確定 最高裁が東電の上告受理申立を不受理
- 2022/03/28
- 20:44

福島県福島市や郡山市などで暮らす「中通りに生きる会」(平井ふみ子代表)の男女52人が、原発事故で精神的損害を被ったとして東電に計約1億円の支払いを求めた損害賠償請求訴訟で、最高裁第三小法廷が今月7日、裁判官全員一致で東電の上告受理申立を棄却。原告たちの精神的損害を認めた仙台高裁判決が確定した。法廷では東電に「あんたらのは『漠然とした不安感』だ」と愚弄され続けてきただけに、代理人を務めた野村吉太郎弁護士...
【原発避難者から住まいを奪うな】「福島県がしゃしゃり出て提訴」「訴えは門前払いされるべき」避難者側が改めて主張 内堀知事の証人尋問も申請~第6回口頭弁論
- 2022/03/26
- 21:58

福島県が2020年3月、区域外避難者4世帯を相手取り国家公務員宿舎「東雲住宅」(東京都江東区)の明け渡しと未納家賃の支払いを求めて提訴した問題で、審理が併合された2世帯に対する第6回口頭弁論が25日午後、福島地裁203号法廷(小川理佳裁判官)で行われた。被告(避難者)側は5つの準備書面と、国際人権法の専門家で青山学院大学法学部長・申惠丰(シンヘボン)教授の意見書を提出。住宅提供打ち切りの張本人である福島県・内堀...
【原発事故と甲状腺ガン】「予後が良いから問題ない、では片付けられない」「患者をないがしろにするな」~罹患した若者たちが語る11年目のリアル
- 2022/03/24
- 21:55

福島第一原発事故後に小児甲状腺ガンと診断された子どもや家族を支援している「3・11甲状腺がん子ども基金」が20日午後に行ったオンラインシンポジウム「原発事故と甲状腺がん 当事者の声をきくvol.2」で、小児甲状腺がんを罹患した4人の若者が術後の状態や手厚い支援の必要性などを語った。福島県の内堀雅雄知事は小児甲状腺ガンと原発事故との因果関係否定に躍起だが、〝過剰診断論〟や〝学校検査縮小〟ばかりが論じられ、当事者...

