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【映画「大地を受け継ぐ」】原発事故に親父殺された須賀川の農家。地元上映会で語る原発事故への怒り。「汚染は〝風評〟じゃない、実害だ」

先祖代々伝わる大切な土を汚された怒り、将来を悲観し自ら命を絶った親父の無念さなど、原発事故に奪い尽くされた事への怒りを描いた映画「大地を受け継ぐ」の上映会が29日、出演している農家・樽川和也さん(41)の地元、福島県須賀川市で開かれた。作品で、原発事故直後に自死した父・久志さん(当時64)の土にかけた想いを中心に、除染や賠償の不合理、農作業中の被曝リスク、原発再稼働への疑問を若者たちに語りかける和也さん...

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【67カ月目の浪江町はいま】これで避難指示解除など出来るのか? 「まずは役人が住め」。華々しい仮設商店街オープンの陰で深まる町民の苦悩、怒り、哀しみ

原発事故による全町民避難中の福島県浪江町に28日、仮設商店街「まち・なみ・まるしぇ」がオープン。コンビニや飲食店、コインランドリーなど10店舗が営業を始めた。しかし、華々しいイベントとは裏腹に、町民の帰還意欲は高まらない。商店街では、町民の想いを無視して来春の避難指示解除(帰還困難区域を除く)を進めようとする国への怒りも聞かれた。強引な帰還促進の陰に見え隠れする賠償打ち切りと東京五輪。お年寄りの姿が目...

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【自主避難者から住まいを奪うな】20万筆の署名を国会議員に提出。「希望する避難者全員に住まいを」~全国の避難者が永田町で連日の訴え

原発事故による〝自主避難者〟向け住宅の無償提供打ち切り撤回を求める署名が26日午後、東京・永田町の参議院会館で開かれた院内集会で国会議員に手渡された。その数、20万筆。集会を主催した「原発事故被害者の救済を求める全国運動」は、住宅の無償提供継続を国会の場で政府与党に求めるよう、改めて訴える。午前には衆議院会館で日弁連が学習会を開き、避難者にとって住宅問題が喫緊の課題である事が報告された。永田町で連日の...

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【自主避難者から住まいを奪うな】刻々と迫る〝追い出し〟期限。のらりくらりの福島県職員に「命がかかっている」と怒りの声~新宿では抗議デモ

福島県が、原発事故に伴う〝自主避難者〟向け住宅の無償提供を2017年3月末で打ち切る方針を示している事に反対・抗議する動きが加速している。24日には、避難者団体らが福島県職員と4度目の交渉。新宿では〝自主避難者〟の置かれた苦境を理解してもらおうと集会やデモ行進が行われた。「もはや避難する状況に無い」と繰り返す県側は救済に消極的。受け入れ自治体の支援策も種々のハードルが立ちはだかり、避難者救済には不完全だ。...

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【67カ月目の福島はいま】「生態系が壊れる」「土砂崩れの危険高まる」…〝森のプロ〟が指摘する「里山除染」の限界と原発事故の罪深さ~福島市・小鳥の森

原発事故によって拡散された放射性物質は、人々や動植物を育んだ森林も汚した。しかも、放射線量の低減を優先すれば森としての機能を喪失してしまうというジレンマに陥っている。福島県福島市に広がる52ヘクタールの里山「小鳥の森」を管理している「レンジャー」が、里山除染の難しさを語った。悩んだ末に限定的除染にとどめたものの、それでも生態系への影響は避けられなかった。自然低減を待つしかないと語るレンジャーからは、...

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【自主避難者から住まいを奪うな】「住宅無償提供延長を」「加害者が一方的に打ち切るな」「避難の権利認めろ」~全国の避難者が永田町に駆け付け怒りの訴え

原発事故による政府の避難指示が出ていない地域から避難している〝自主避難者〟が20日、全国から東京・永田町の参議院会館に集まり、国と福島県が決めた2017年3月末での住宅の無償提供打ち切りに反対する院内集会を開いた。避難者たちは、被曝リスク回避のための「避難の権利」は基本的人権であるとし「避難元に戻るか否かは当事者で決める」と憤る。住まいは生活の基盤だが、福島県の用意した〝新たな支援策〟も2年限りの家賃補助...

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【中通りに生きる会・損害賠償請求訴訟】「平穏に暮らす権利を侵害された」、「私たちの気持ちに『半減期』など無い」~東電に精神的賠償求め52人提訴

福島市や郡山市、田村市など、政府の避難指示が出ていない福島県「中通り」で暮らす住民が立ち上がった。「中通りに生きる会」(平井ふみ子代表)に参加している男女52人が4月22日、原発事故に伴う放射性物質の拡散で精神的損害を被ったとして、東電を相手取り提訴。今月17日には、2回目の口頭弁論が福島地方裁判所206号法廷(金澤秀樹裁判長)で行われた。原発事故で乱された平穏な生活。目を逸らしたくても、放射性物質の存在か...

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慣れぬ土地での避難生活を悲観して逝った母。「自殺で亡くなったのは原発事故が原因」~飯舘村民が東電を相手取り、損害賠償請求を提訴

80代の母親が避難先のマンションで自殺で亡くなったのは原発事故による避難が原因だとして、飯舘村から福島市内に避難中の遺族が17日午後、東電を相手取り約6000万円の損害賠償を求める訴えを福島地方裁判所に起こした。匿名を条件に会見に応じた遺族の男性は「お金じゃない。つらい思いをした母の気持ちを東電に忘れて欲しくない」と語る。慣れない土地での避難生活。先の見えない毎日…。追い込まれた末に、自ら命を絶った女性の...

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【飯舘村長選挙】現職・菅野氏6選も投票率大幅減、高齢者票で逃げ切る。高まる「子育て世代」からの批判、進んだ〝村離れ〟

任期満了に伴う福島県・飯舘村長選挙が16日、投開票され、現職で2017年3月末の避難指示解除、2018年4月からの村内学校再開を進める菅野典雄氏(69)が、元村議で避難指示解除の一時白紙撤回、村民合議による再検討などを訴えた佐藤八郎氏(65)を581票差で破って6選を果たした。原発事故後の村政が〝信任〟された格好だが、強引な手法に嫌気がさした子育て世代の関心は低く、投票率70.84%は選挙戦となった2004年(90.09%)より20...

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【国道6号】今年も高校生が清掃ボランティア。消えぬ高濃度汚染、舞う砂塵。根強い批判に主催者は「もっと放射線を勉強して」と反論

「みんなでやっぺ!!きれいな6国」が15日、福島県浜通りの国道6号線で今年も実施された。二ツ沼総合公園を起点とする「広野会場」では、東電やゼネコン、地元企業などから1000人以上が参加。「復興に貢献したい」と、14人の高校生も一緒に歩いてごみを拾った。昨年と異なり中学生の姿はなく、コースも若干変更。しかし、市民グループの測定では地表面で0.7μSv/hを超した個所も。砂塵舞う中、マスクをせずに歩く高校生も多く、子ど...

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プロフィール

鈴木博喜

Author:鈴木博喜
(メールは hirokix39@gmail.com まで)
https://www.facebook.com/taminokoe/


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 (銀行コード0039 支店番号106)

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