【71カ月目の浪江町はいま】都内でも〝ガス抜き〟住民懇談会。募る被曝リスクへの不安と除染への不信感。残るは大阪会場のみ。馬場町長は受け入れ表明か
- 2017/02/08
- 06:18

今年3月31日での避難指示解除(帰還困難区域を除く)の是非を問う福島県浪江町の住民懇談会は7日午後、東京都内で開かれた。1月26日に始まった「町民からの意見聴取」はこの日で9カ所目。10日の大阪会場で終了するが、この日も町民から被曝リスクへの不安や除染への不信感が飛び交った。国の姿勢は変わらず、町民は不完全燃焼のまま〝ガス抜き〟でお茶を濁されようとしている。国からの圧力と町民の反発のはざまで苦渋の決断を迫ら...
【自主避難者から住まいを奪うな】聴く耳持たぬ福島県職員。「内堀知事の政策決定に誤りは無い」と来月末で無償提供打ち切りへ~第6回福島県庁交渉
- 2017/02/03
- 06:58

原発事故による〝自主避難者〟への住宅無償提供が来月末で打ち切られることに反対して行われている避難者団体と福島県庁職員との6回目の交渉が2日午後、福島県庁近くの中町会館会議室で開かれた。避難者側は内堀雅雄知事との直接面会や打ち切りの撤回・一時凍結を強く求めたが、県側はこの日も拒否。4月以降は無償提供しない方針を崩さなかった。打ち切り強行まで60日を切った。当事者の意向は無視されたまま、避難の合理性も否定...
【70カ月目の浪江町はいま】6カ所目の住民懇談会。「土壌を測れ」「これ以上の被曝は受け入れ難い」~自宅が258万Bq/㎡でも、国は「危険では無い」
- 2017/02/02
- 06:25

今年3月31日での避難指示解除(帰還困難区域を除く)の是非を問う福島県浪江町の住民懇談会は1日午後、福島市内で開かれた。1月26日に浪江町で始まった住民懇談会は、この日で6カ所目。町民からは「町に30年住んでみろ」、「土壌を測れ」、「町民はモルモットじゃない」などと怒りの声があがった。自宅の土壌汚染が1平方メートルあたり258万ベクレルに達している町民もいるが、国側は終始、来月末での避難指示解除に理解を求めた。...