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【山林火災と放射性物質】「燃焼有無で空間線量に差ない」。林野庁が調査結果公表。市民団体は「二次拡散調べてない」と反発。土砂流出を危惧する専門家も

福島県浪江町の帰還困難区域で4月29日から5月10日まで燃え続けた「十万山」の山林火災で、林野庁が現地調査結果を公表した。地元紙は「放射性物質の大規模な飛散は無かった」と報じたが、市民団体だけでなく林野庁内部からも「飛散無かったとは言い切れない」との声も出ている。専門家の中には放射性物質を含んだ土砂や灰の流出を危惧する見方もあり、「場合によっては柵の設置が必要かもしれない」との指摘もある。出火から2カ月...

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【75カ月目の福島はいま】「保養に公的支援を」。全国108団体が国と福島県に要望書提出。原発事故6年でもなお高まる需要。受け入れ団体の疲弊は深刻化

汚染の低い土地で生活する事で子どもたちが体内に取り込んだ放射性物質を排出してもらおうと「保養」に取り組んでいる全国の団体が、公的支援を求めて立ち上がった。26日には都内で省庁に、27日午後には福島県庁を訪れて国や福島県に対し要望書を提出。〝自主避難者〟向け住宅の無償提供打ち切りなど帰還政策の加速で保養へのニーズが高まっているとして、国の制度としての「保養」を求めている。これまで国も行政も、保養参加への...

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〝自主避難者〟は二の次三の次。「強制避難者の帰還が最優先」。東電の新経営陣が福島県庁で内堀知事らに就任あいさつ。「第二原発の廃炉」は明言避ける

今月23日の株主総会で新たに就任した東京電力ホールディングスの川村隆会長ら経営陣が26日午前、福島県庁を訪れ、内堀雅雄知事や杉山純一県議会議長に就任のあいさつをした。川村新会長や小早川智明社長は内堀知事らに深々と頭を下げるものの、福島第二原発の廃炉についてはこの日も明言を避けた。また、「今なお避難されている方々には誠心誠意対応する」とも話したが、一方で「強制避難者が最優先」とも。被曝リスクから逃れよう...

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【子ども被災者支援法】「塩漬け、棚ざらし、骨抜き」の5年間。踏みにじられる「選択」。住宅、健康…課題山積。〝救世主〟よ息を吹き返せ、と永田町で集会

「被災者の生活を守り支え」「被災者の不安の解消及び安定した生活の実現に寄与すること」を目的とした「子ども被災者支援法」の制定から5年を迎えるのを機に、その実効性を高めようと20日午後、参議院会館で集会が開かれた。避難当事者が「塩漬け、棚ざらし、骨抜きの道を歩んだ」と失望すれば、弁護士も「線量基準を法律に盛り込む必要があった」などと不備を指摘。保養や健康調査、住宅問題も含め、法の理念とはほど遠い原発被...

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【原発事故と甲状腺ガン】「甲状腺検査、縮小するな」~木村真三、崎山比早子両氏が永田町で講演。「隣接県でも急ぎ検査を」「4歳児の報告漏れ、信用失う」

超党派の国会議員による「原発ゼロの会」が主催する「第65回国会エネルギー調査会」が15日午後、東京・永田町の衆議院第一議員会館で開かれ、木村真三氏(独協医科大学准教授、国際疫学研究室福島分室室長)と崎山比早子氏(NPO法人3・11甲状腺がん子ども基金代表理事)が講演。甲状腺検査の継続や他の疾病に関する調査の必要性、福島県だけでなく隣接する地域への健康調査拡大が急務だと訴えた。会合には環境省の参事官も出席した...

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【75カ月目の原木シイタケはいま】露地栽培農家の苦悩。「いつになったら〝山のアワビ〟を生産再開出来る?」。阿武隈山地の原木、洗浄しても汚染消えぬ

原発事故で山を汚された原木シイタケ農家の苦悩が続いている。福島県田村市で40年にわたって露地物の原木シイタケを生産してきた宗像幹一郎さん(66)=田村市船引町=に2年ぶりに話を聴いた。かつて「山のアワビ」と称されたシイタケの生産はいまだ叶わず、原木の汚染も続いている。原木生産業者は非破壊検査機器の設定値を自主的に下げて検査しているが、それでも県外には売れないと嘆く。果たして、いつになったら原木シイタケ...

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【旧警戒区域の牛】浪江町の「希望の牧場」が「やまゆりファーム」を提訴。「預けた牛を置き去り」。被告側は引き取る意思示すも、行政上の手続き進まず

「被曝牛」の殺処分に反対して原発事故後も福島県浪江町で牛を飼育し続けている「希望の牧場・ふくしま」代表の吉澤正巳氏が、動物愛護団体「やまゆりファーム」(岡田久子代表=宮城県)から預かっている牛(楢葉町の牧場で飼育)を巡り、「終生飼養を放棄した」などとしてエサ代や労賃約890万円の支払いを求めて提訴。本人尋問が8日午後、東京地裁635号法廷(阿保賢祐裁判官)で開かれた。岡田氏側は牛の移動に必要な行政上の手...

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【中通りに生きる会・損害賠償請求訴訟】全否定される「心の痛手」。東電が書面で真っ向反論「客観的根拠に基づかない不安」「健康への具体的危険ない」

「中通りに生きる会」(平井ふみ子代表)の男女52人(福島県福島市や郡山市、田村市などに在住)が原発事故で精神的損害を被ったとして、東電を相手に起こした損害賠償請求訴訟の第6回口頭弁論が6日午後、福島地方裁判所206号法廷(金澤秀樹裁判長)で行われた。被告側代理人弁護士は、準備書面で「原告らの不安は客観的根拠に基づかない」などと反論。被曝リスクについても「客観的かつ具体的な危険を生じさせるものではない」と...

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【県民健康調査】調査以外での発症例「把握しないと委員会の議論が空論になる」。診療情報開示との兼ね合い検討へ~「悪性ないし悪性疑い」は191人に

原発事故後、福島県が実施している「県民健康調査」の第27回検討委員会が5日午後、福島市のコラッセふくしまで「甲状腺検査評価部会」と合同開催された。甲状腺超音波検査の二巡目で「悪性または悪性疑い」と診断された子どもは、前回より2人増えて71人。三巡目で新たに4人が診断され、1巡目からの通算では191人に達した(3月31日現在)。委員会では、県民健康調査以外で甲状腺ガンの発症が見つかった4歳男児の症例が報告されてい...

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【山林火災と放射性物質】やはり二次拡散あった。「ちくりん舎」のリネン分析。大熊町で124mBq/㎡、南相馬市では3倍に上昇。「空間線量一辺倒やめよ」

福島県浪江町の帰還困難区域で4月29日から5月10日まで燃え続けた「十万山」の山林火災で、放射性物質が二次拡散していた事がNPO法人市民放射能監視センター「ちくりん舎」(東京都西多摩郡)の「リネン吸着法調査」で分かった。福島県は、空間線量に変動が無い事を理由に火災発生直後から放射性物質の飛散は一切ないとの姿勢を貫いており、地元紙も二次拡散への懸念を「デマ」と批判していた。しかし、「ちくりん舎」副理事長の青...

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プロフィール

鈴木博喜

Author:鈴木博喜
(メールは hirokix39@gmail.com まで)

大手メディアが無視する「汚染」、「被曝」、「避難」を追い続けています。

福島取材にはコストがかかります。
往復の交通費と宿泊費だけで約2万円です。
よろしければ、ご支援をこちらまでお願い致します。

【ゆうちょ銀行 普通 記号10980 口座番号05373461 鈴木博喜】

【じぶん銀行あいいろ支店 普通2460943 鈴木博喜
(銀行コード0039 支店番号106)】

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