【伊達市長選2018】仁志田市長敗れる。「Cエリア問題が敗因でない」。最後まで強気の姿勢。「公約違反じゃない」「科学的に必要無い除染をやらないだけ」
- 2018/01/29
- 07:40

任期満了に伴う福島県伊達市長選挙は28日、投開票され、現職の仁志田昇司市長が新人・須田博行氏に1134票差をつけられ落選。4選はならなかった。前回選挙で掲げた「Cエリア除染」の〝公約違反〟や「本当に必要なのは『心の除染』」などと被曝リスクを心配する市民を見下すような発言が相次いだ事などに対して市民から「NO」を突き付けられた格好だが、仁志田市長は「Cエリア除染問題が敗因だとは思わない」「科学的に必要無い除染...
【伊達市長選2018】28日投開票。地元メディアがスルーする仁志田市長の〝公約違反〟 「Cエリアにはもはや被曝リスクない」。Cエリア除染に触れずに4選?
- 2018/01/26
- 15:08

任期満了に伴う伊達市長選挙は28日、投開票される。現職の仁志田昇司市長は4選を目指して立候補したが、前回選挙の〝公約違反〟には触れないまま。地元メディアも取り上げない。「Cエリアも除染して復興を加速」と訴えて当選したものの、勝てば官軍。市民の期待に反して、地表真上で3μSv/hを上回る箇所だけを除染する「ホットスポット除染」しか行われなかった。「心の除染こそ必要」と公言する仁志田市政。5人が立候補する〝乱戦...
【子ども脱被ばく裁判】「土壌の測定をして欲しい。吸入が心配」。母親が意見陳述。河野益近さんは講演で不溶性放射性微粒子の危険性を指摘~第13回口頭弁論
- 2018/01/23
- 07:48

福島県内の子どもたちが安全な地域で教育を受ける権利の確認を求め、原発の爆発事故後、国や福島県などの無策によって無用な被曝を強いられたことへの損害賠償を求める「子ども脱被ばく裁判」の第13回口頭弁論が22日午後、福島県福島市の福島地裁203号法廷(金澤秀樹裁判長)で開かれた。伊達市内で子育て中の40代母親がが意見陳述。原発事故直後の国や福島県の無作為に怒りを表すとともに、土壌汚染の実態調査を求めた。開廷前に...
【福島原発かながわ訴訟】「事故起こして平然としている、許せない」。第2回原告本人尋問。人災で失った故郷、将来への希望。「私は負けたくない」
- 2018/01/20
- 10:19

原発事故の原因と責任の所在を明らかにし、完全賠償を求めて神奈川県内に避難した人々が国と東電を相手取って起こしている「福島原発かながわ訴訟」の第25回口頭弁論が19日、横浜地裁101号法廷(中平健裁判長)で開かれ、昨年11月(2017年11月18日号参照)に続いて2回目の原告本人尋問が一日がかりで行われた。本人尋問に臨んだのは浜通りを中心に男女7人。原発事故で失ったものや国や東電に対する怒りを口にした。次回期日は3月7...
【82カ月目の浪江町はいま】「原発の話はうんざりだ」。原発事故後、初の町内成人式に117人。華やかな式典の陰で〝復興〟進まぬ町~馬場町長は入院し欠席
- 2018/01/08
- 08:19

帰還困難区域以外の避難指示が解除された福島県双葉郡浪江町で7日午後、原発事故後初めて、町内での成人式が行われた。新成人183人のうち出席したのは117人で、出席率は6割を超えた。中学2年生に進級する直前の原発事故で避難を余儀なくされた新成人たちはしかし、あの時の原発事故には多くを語らず「苦労もしなかった」と話す。人の往来が無く静まり返った町内で、会場だけが〝同窓会〟の華やかさに包まれた。避難指示の部分解除...