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【97カ月目の福島はいま】「語り部たらん」。詩で綴る奪われたふるさと、表面的な〝復興〟への疑問。双葉町出身の元教師・二階堂晃子さん「語らねば原発事故被害が消えてしまう」

「見えない百の物語」(土曜美術社出版販売)という詩集がある。作者は、福島県双葉郡双葉町出身の元教師・二階堂晃子さん(75)=福島県福島市在住=。大切なふるさとを根こそぎ奪った原発事故への怒り、差別を恐れて「福島から来た」と県外で口に出来ない苦悩、国や福島県が進める〝復興〟への疑問、「語り部としての決意」が伝わってくる作品の数々。その中から3篇を紹介しながら、二階堂さんが詩に込めた想いに迫りたい。元号...

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【福島原発かながわ訴訟】地裁判決受け横浜で集会~被曝リスク直視せず、区域外避難には低い賠償。司法の限界?「5年以上争ってこの程度の判決。それでも闘わなければ…」

原発事故で神奈川県内に避難した人々が国と東電を相手取って起こした「福島原発かながわ訴訟」(村田弘原告団長)。2月20日に横浜地裁(中平健裁判長)で言い渡された判決を受けた集会が20日午後、横浜市内で開かれた。低線量被曝のリスクを直視せず、区域外避難者には冷たい判決。司法は原発事故被害者を救済し得るのか。原告たちは疲弊とジレンマを抱えながら、控訴審での闘いに臨む。この日は奇しくも、福島では聖火リレーの出...

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【モニタリングポスト撤去】計画浮上から1年。予想外の「反対」続出に手詰まり?計画撤回か一部撤去か、住民説明会後の新たな方向性打ち出せぬ原子力規制庁。委員会での議論は早くて夏ごろ?

「リアルタイム線量測定システム」と呼ばれるモニタリングポスト(MP)の撤去計画問題で、原子力規制庁がいまだに今後の方向性を打ち出せずにいる。昨年3月20日の原子力規制委員会で撤去計画が浮上、6月から11月にかけて福島県内15市町村で開かれた住民説明会では、いずれの会場でも反対意見が続出した。規制庁側は住民に対し「2019年3月末までに今後の方向性を打ち出す」と答えていたが、計画の公表から1年が経っても委員会での議...

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【原発避難者から住まいを奪うな】「新元号」「新紙幣」の陰で取り残される避難者たち。福島県知事は一度も面会する事無く粛々と切り捨て。支援続ける避難当事者の想いとは…

結局、福島県の内堀雅雄知事は〝予定通り〟に粛々と原発避難者支援策を打ち切った。3月31日で避難指示区域外からの〝自主避難者〟向け家賃補助制度が終了。国家公務員宿舎から退去しない避難者には、2倍の家賃請求が始まった。既に避難指示が解除された区域からの避難者に対する住宅提供も終わったが、新元号と新紙幣の〝祝賀ムード〟にすっかり隠れてしまった原発避難者の「切り捨て」。元号が変わったら、原発避難は現在進行形で...

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プロフィール

鈴木博喜

Author:鈴木博喜
(メールは hirokix39@gmail.com まで)
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