【浪江原発訴訟】大津波に飲まれた兄。救助を阻んだ放射能。「原発事故無ければ助けられたかも」女性原告が意見陳述。原告数は545人に~福島地裁で第3回口頭弁論
- 2019/12/07
- 00:25

福島県双葉郡浪江町の町民が申し立てた集団ADRでの和解案(慰謝料一律増額)を東京電力が6回にわたって拒否し続けた問題で、浪江町民が国や東電を相手取って起こした「浪江原発訴訟」の第3回口頭弁論が10月31日午後、福島地裁203号法廷(遠藤東路裁判長)で行われた。女性原告が意見陳述し「原発事故が無ければ、津波に飲まれた兄は助かったかもしれない。放射能が憎い」などと訴えた。この日までに第4次提訴を済ませており、原告...
【原発事故と避難の権利】「新たな分断持ち込むな!」〝自主避難〟全否定した被告国の暴論に「群馬訴訟」原告らが怒りの抗議声明
- 2019/12/03
- 07:45

原発事故で群馬県内に避難した人々が国や東電と争っている「群馬訴訟」の控訴審(東京高裁)の原告が、改めて怒りの声をあげた。国が今年9月の口頭弁論期日で「(福島に暮らしている)住民の心情を害する」、「国土に対する不当な評価となる」などと避難指示区域外からの避難(いわゆる〝自主避難〟)を全否定する主張を準備書面で陳述した問題に関し、2日夕の記者会見で抗議声明を公表。怒りをこめて撤回を求めた。会見には、福島...