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【11年目の汚染水はいま】エネ庁や東電「福島県漁連との約束反故にしないが海洋放出計画もやめない」 公聴会開催の求めにもゼロ回答~東電・政府交渉

国と東電が多くの反対意見を無視して「原発汚染水海洋放出計画」の準備を進めている問題で、海洋放出をやめるよう求める市民団体共同の政府・東電交渉が29日午後、東京・永田町の参議院議員会館で行われた。エネ庁の官僚や東電「福島第一廃炉推進カンパニー」の担当者らが出席したが、何を尋ねても用意したペーパーを読み上げるばかりで「ご説明を尽くす」、「ご理解得られるよう努める」に終始。来年からの海洋放出方針は意地でも...

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【中通りに生きる会・損害賠償請求訴訟】被曝リスクによる「精神的損害」認めた仙台高裁判決が確定 最高裁が東電の上告受理申立を不受理 

福島県福島市や郡山市などで暮らす「中通りに生きる会」(平井ふみ子代表)の男女52人が、原発事故で精神的損害を被ったとして東電に計約1億円の支払いを求めた損害賠償請求訴訟で、最高裁第三小法廷が今月7日、裁判官全員一致で東電の上告受理申立を棄却。原告たちの精神的損害を認めた仙台高裁判決が確定した。法廷では東電に「あんたらのは『漠然とした不安感』だ」と愚弄され続けてきただけに、代理人を務めた野村吉太郎弁護士...

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【原発避難者から住まいを奪うな】「福島県がしゃしゃり出て提訴」「訴えは門前払いされるべき」避難者側が改めて主張 内堀知事の証人尋問も申請~第6回口頭弁論

福島県が2020年3月、区域外避難者4世帯を相手取り国家公務員宿舎「東雲住宅」(東京都江東区)の明け渡しと未納家賃の支払いを求めて提訴した問題で、審理が併合された2世帯に対する第6回口頭弁論が25日午後、福島地裁203号法廷(小川理佳裁判官)で行われた。被告(避難者)側は5つの準備書面と、国際人権法の専門家で青山学院大学法学部長・申惠丰(シンヘボン)教授の意見書を提出。住宅提供打ち切りの張本人である福島県・内堀...

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【原発事故と甲状腺ガン】「予後が良いから問題ない、では片付けられない」「患者をないがしろにするな」~罹患した若者たちが語る11年目のリアル

福島第一原発事故後に小児甲状腺ガンと診断された子どもや家族を支援している「3・11甲状腺がん子ども基金」が20日午後に行ったオンラインシンポジウム「原発事故と甲状腺がん 当事者の声をきくvol.2」で、小児甲状腺がんを罹患した4人の若者が術後の状態や手厚い支援の必要性などを語った。福島県の内堀雅雄知事は小児甲状腺ガンと原発事故との因果関係否定に躍起だが、〝過剰診断論〟や〝学校検査縮小〟ばかりが論じられ、当事者...

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【ウクライナ侵攻】「一刻も早く戦争を止めなければ…」ウクライナ出身の福島大学特任教授が二本松市で講演 「プーチン大統領はユダヤ人を虐殺したヒトラーと同じだ」とも

ウクライナ出身で、福島大学「環境放射能研究所」特任教授のマーク・ジェレズニヤクさんが21日午後、福島県二本松市内で行われた緊急集会「ウクライナに平和を 今こそ九条を生かそう」(二本松九条の会などの主催)で講演し、日本の人道支援に感謝しつつ「プーチン大統領はヒトラーと同じ」、「『アイヌの人たちはロシア人』、『北海道はロシアの領土』などとロシアの指導者が言ったらどうか。想像をしていただきたい」などと語っ...

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【参院選2022】「汚染水海洋放出」や「原発避難者切り捨て」への関心低い? 野党統一候補・小野寺彰子氏が出馬会見で「イノベ構想」や「教育旅行」にばかり言及

参議院議員選挙(6月22日公示、7月10日投開票の見通し)に向け、フリーアナウンサーの小野寺彰子氏(43)が12日午後、立憲民主党福島県総支部連合会(県連)からの出馬要請受諾を福島市内で伝えた。同日午後には〝非自民・反共産〟の五者協議会の候補者として無所属で出馬することを表明。「国の責任のもと、国民・県民の理解を得たうえでのALPS処理水対応の堅持」など8項目にわたる基本政策を締結したが、記者会見では個別の政策...

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【福島原発かながわ訴訟】「地震大国・日本に過酷事故もたらす原発いらない」~大飯原発運転差し止めを命じた元裁判官・樋口英明さんが横浜で講演

2014年5月、福井地裁の裁判官として関西電力大飯原発3、4号機の運転差し止めを命じる判決を言い渡した樋口英明さんが6日午後、横浜市内で講演。「原発の過酷事故は極めて甚大な被害をもたらすから高度な安全性や耐震性が求められるが、わが国の原発の耐震性は極めて低い」などと、運転差し止めを命じた理由を語った。「日本から原発をなくすための行動以外のことはやりたくない」とも。「原発の本当の危険性を知ってしまった以上、...

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【11年目の区域外避難者はいま】「原発を推進してきた世代が声あげて」 福島県伊達市から新潟県湯沢町に避難した高校生が長岡市で講演

2011年3月の福島第一原発事故で福島県伊達市から新潟県湯沢町に〝区域外避難〟(いわゆる自主避難)した高校2年生・曽根俊太郎さん(17)=新潟県立六日町高校=が13日夜、新潟県長岡市内で講演し、「騙されたあなたにも責任がある。原発について思うところや反対の意思があるのなら声に出していくことが大切」、「これからは伝えていく立場になれたら良いな」などと語った。小学校入学直前に被災。すぐに湯沢町に移り住んで11年が...

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【原発避難者から住まいを奪うな】「追い出し、2倍請求は違法」国家公務員宿舎に入居する〝区域外避難者〟11人が福島県を集団提訴~住まいの権利裁判

2011年3月の福島第一原発事故で福島県の避難指示区域外から避難し、国家公務員宿舎から退去できずにいる11人が11日午後、住宅提供打ち切りや家賃2倍請求など福島県の施策で精神的苦痛を受けたとして、1人100万円の支払いを求める損害賠償請求訴訟を東京地裁に起こした。原発事故被災県である福島県は国家公務員宿舎「東雲住宅」の4世帯を相手に〝追い出し訴訟〟を起こし福島地裁で係争中たが、今回の11人は「原発事故という国難に...

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【11年目の汚染水はいま】「偏った教材で子どもを誘導するな」「放射線副読本自体に問題あり」 海洋放出の〝安全偏重チラシ〟問題で福島県内の県議、市議から異論噴出

原発汚染水の海洋放出計画に関し、経済産業省資源エネルギー庁や復興庁が作成した〝安全偏重チラシ〟を文科省が放射線副読本に紛れさせて小中高校に直接、送りつけていた問題で、福島県内の県議や市議らから異論が噴出している。いわき市議会では女性市議が「子どもたちの考えを誘導するもので、教材としてふさわしくない」とチラシはもちろん、放射線副読本そのものの問題点を厳しく指摘。福島市議会でも「政府側の主張のみを伝え...

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プロフィール

鈴木博喜

Author:鈴木博喜
(メールは hirokix39@gmail.com まで)
https://www.facebook.com/taminokoe/


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 (銀行コード0039 支店番号106)

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