【福島原発かながわ訴訟】「汚染続くわが家にどうして住めるか」法廷で〝バーチャル現地検証〟 次回期日でようやく結審、来春にも判決～東京高裁で控訴審第20回口頭弁論
- 2023/08/30
- 16:07
福島第一原発の事故で神奈川県内に避難した人々が国と東電を相手取って起こした「福島原発かながわ訴訟」（村田弘原告団長）の控訴審。第20回口頭弁論が25日、東京高裁101号法廷（志田原信三裁判長）で行われた。年地進行協議（いわゆる〝現地検証〟）に代わり一審原告数人の避難元自宅などでのインタビュー映像を放映。改めて避難指示線引きの不合理性や原発事故で奪われたものの大きさを訴えた。次回期日は10月6日14時。維新原告...
【原発避難者から住まいを奪うな】「福島県は1日も早く〝追い出し訴訟〟取り下げて」清水奈名子教授が仙台で講演 「日本政府の人権侵害を世界が注視している」
- 2023/08/28
- 19:00
仙台高裁第3民事部（瀬戸口壯夫裁判長）が7月10日、福島県が2人の区域外避難者を相手取って起こした国家公務員宿舎からの〝追い出し訴訟〟控訴審をわずか30分で即日結審させた問題で、避難者側の意見書を書いた宇都宮大学国際学部教授の清水奈名子さん（国際機構論）が27日午後、宮城県仙台市内で「国際人権法と避難者の権利～国内避難民特別報告者による勧告と原発避難者立退き訴訟」と題して講演した。「国際人権法に照らしても...
【原発汚染水を海に流すな】「事故を起こした反省どこいった？」原発事故避難者たちが東京・新橋駅前で抗議のスタンディング ラジオ番組では「ごねる連中訴えろ」と暴言も
- 2023/08/26
- 11:08
福島第一原発にたまり続ける汚染水の海洋放出が24日午後に強行されたことを受けて、原発事故で福島県から神奈川県などに避難した人々などが25日夜、JR新橋駅前で抗議のスタンディングを行った。「これだけの被害を与えた事故を起こしておきながら、さらに今度は、汚れた汚染水を国の意思で海に流すという決定をした…これだけの原発事故を起こした反省はどこにあるのか」。東京高裁前でのスピーチもあわせて、原発避難者の怒りの声...
【原発汚染水を海に流すな】「理解も合意もしていないぞ！」首相官邸前でシュプレヒコール 「岸田首相は市民の声を聴け」と改めて海洋放出反対訴える
- 2023/08/20
- 07:38
今月末にも放出開始が強行されようとしている原発汚染水の海洋放出計画に対し、反対の意思を岸田文雄首相に伝えようと18日午前、福島県民や都民などが都内の首相官邸前に集まり、炎天下で大粒の汗を流しながら横断幕やプラカードを掲げながら「海洋放出反対」を改めて訴えた。参議院議員会館での集会では、経産省と東電に海洋放出しないよう求める要請書が提出されたほか、市民が次々とマイクを握り「代替案はある」、「いったん立...
【149カ月目の汚染水はいま】「海を汚されたくない」「広い海に流すしかない」…湘南の海でサーファーに聞いた「海洋放出計画に賛成？反対？」
- 2023/08/12
- 19:09
反対の声を無視して今月末にも強行されようとしている原発汚染水の海洋放出計画。メディアで報じられるときに決まって枕詞になるのが「福島の漁業者」という言葉。いまのところ福島県漁連は反対の姿勢を貫いているが、そもそもこれは「福島の問題」なのだろうか。「漁業者の問題なのだろうか」。そこで、湘南の海でサーファーたちに海洋放出に賛成か反対か尋ねた。2月の代々木公園に続くシール投票。今回も賛否は分かれ、もっとも...
【原発避難者から住まいを奪うな】「これでも『人権の最後の砦』か！」〝追い出し訴訟〟控訴審がわずか30分で審理終結 国際人権法も無視して即日結審した仙台高裁
- 2023/08/06
- 16:11
福島県が2人の区域外避難者を相手取り国家公務員宿舎からの退去などを求めて〝追い出し訴訟〟を起こしている問題で、仙台高裁第3民事部（瀬戸口壯夫裁判長）が控訴審の審理を即日結審させたことに支援者や代理人弁護士から怒りの声があがっている。7月10日に行われた第1回口頭弁論はわずか30分で終了。瀬戸口裁判長は怒号が飛び交うなか、震える手で審理終結を宣言。判決日を9月27日に指定し、逃げるように退廷したという。国際人...
【子ども脱被ばく裁判】原告団長「国や福島県による重大な人権侵害に正しい司法判断を」～仙台高裁で「親子裁判」控訴審が結審、判決言い渡しは12月18日
- 2023/08/01
- 18:47
原発事故後の福島県内の被曝リスクや行政の怠慢を正面から問う「子ども脱被ばく裁判」の控訴審で、審理が分離された国家賠償請求訴訟（親子裁判）の第7回口頭弁論が7月31日午後、仙台高裁10号法廷（石栗正子裁判長）で行われた。原告団長の今野寿美雄さんが意見陳述。「国や福島県の人権侵害を助長しないような、法の番人としての判決を！」と力強く訴えた。石栗裁判長は弁論を終結させ、判決言い渡し日を12月18日15時に指定した。...
