【原発避難者から住まいを奪うな】「即日結審は耐え難い不正義」避難者側が仙台高裁に裁判官忌避を申し立て、27日の判決言い渡しは延期~東雲追い出し訴訟控訴審
- 2023/09/27
- 18:09

福島県が2世帯(残り2世帯は和解済み)の区域外避難者を相手取り、国家公務員宿舎からの退去などを求めて〝追い出し訴訟〟を起こしている問題で、避難者側が26日、仙台高裁民事部に対し瀬戸口壯夫裁判長ら3人の裁判官の忌避を申し立てた。これにより、控訴審での訴訟手続きがストップ。27日の判決言い渡しは延期された。控訴審は7月10日に第1回口頭弁論が開かれたが、瀬戸口裁判長が即日結審を強行。避難者側は「弁論再開申立書」...
【原発避難者から住まいを奪うな】「国家公務員宿舎の費用は福島県に求償するべき」 鴨下さん追い出し訴訟、都担当者の証人尋問を申請へ~東京地裁で第8回口頭弁論
- 2023/09/17
- 18:37

福島県いわき市から原発避難し、都内の国家公務員宿舎に入居した鴨下祐也さん(「福島原発被害東京訴訟」原告団長)に対する〝追い出し訴訟〟第8回口頭弁論が4日、東京地裁606号法廷(金澤秀樹裁判長)で行われた。鴨下さん側は第4準備書面を陳述。原発事故に伴う住宅費用は福島県に求償するべきと主張したほか、東京都担当者に対する証人尋問を申請する意向を示した。東京都側は証人尋問は必要ないと却下を求めた。次回期日は11月...
【ALPS処理汚染水放出差止訴訟】「原発事故に続く『二重加害』許せぬ」151人が福島地裁に集団提訴 「一刻も早くストップさせる」10月末にも2次提訴を予定
- 2023/09/09
- 09:06

8月24日に始まった福島第一原発事故後の汚染水海洋放出を巡り、福島県民や福島県外に避難した計151人が8日午後、放出差止訴訟を福島地方裁判所に起こした。被告は東電と国(原子力規制委員会)。東電には海洋放出中止を、国には東電に対する認可などの取り消しを求めている。原告たちは雨の中、福島地裁までデモ行進し、「原発事故被害者に二重の被害を負わせるような海洋放出を何としてもやめさせたい」と改めて声をあげた。10月...
【汚染土壌の再利用】あきらめていなかった環境省「所沢も新宿も実証事業計画は継続中」 2045年の「福島県外最終処分」に向け〝理解醸成という名の懐柔〟続ける意向
- 2023/09/03
- 17:12

環境省はちっともあきらめてはいなかった―。昨年暮れに突如として浮上した埼玉県所沢市や東京都・新宿御苑での「福島県外での除去土壌の再生利用実証事業計画」。地元住民からは激しく反対されているが、同省官僚は8月19日に都内で行われた「対話フォーラム」終了後の囲み取材で「計画は継続している」と述べ、あくまでも計画完遂に向けて今後も取り組んでいく意向を示した。原発事故後の除染で生じた汚染土壌(いわゆる〝除去土壌...