【91カ月目の福島市はいま】住民による側溝「土砂上げ」、原発事故後初の再開。〝安全〟一辺倒の行政、汚泥の測定無し。「放射能対策アドバイザーのお墨付き得た」
- 2018/10/31
- 06:04
原発事故後、中断していた住民による側溝「土砂上げ」が福島市で再開された。今月28日早朝に同市岡部・大旦町会で実施された「土砂上げ」では、町会長の自主測定で0・7μSv/hを上回る汚泥もあった。しかし、市当局は「市放射能対策アドバイザーから安全性についての〝お墨付き〟を得ている」と静観の構え。汚泥が持ち込まれた産廃業者による測定で8000Bq/kgを超えた場合には対応するものの、主体的な汚泥の測定などは一切行わない考えだ。ここでも「安全」一辺倒の行政。住民の健康は誰が守るのか。「土砂上げ」の現場を取材した。
【「放射性物質からは逃れられない」】
ようやく夜が明けて来た午前6時。鳥の鳴き声が響く中、福島市岡部・大旦町会の「土砂上げ」が始まった。集会所で班ごとに麻袋が配られ、数人ずつのグループで作業に取り掛かる。側溝の重いふたを持ち上げて外し、溜まった黒い汚泥をすくって麻袋に入れていく。マスクをしている人、していない人、服装は様々だ。日曜日の早朝ということもあり、さすがに若い世代の姿は無い。汚泥の悪臭が漂う中、午前7時すぎには作業が終了した。
震災・原発事故以前は春と秋の年2回、市内各地で行われてきた「土砂上げ」だが、原発事故以降、7年ぶりの再開。福島市は11月4日を「全市一斉清掃日」としているが、同日は地域の文化祭が行われるため、大旦町会では10月28日に行った。
「どうですか?」。今年4月から町会長を務める鴫原久さんが声をかけると、作業中の女性は「結構ありますね」と応じた。「7年ぶりなんでね。土砂上げをやらないと排水の流れが止まってしまいます。最近、水害が多いですが、側溝が詰まってしまうと排水があふれて、床下浸水などを起こしてしまいます」。あっという間に、道路脇にいくつもの麻袋が並べられた。鴫原さんによると、「汚泥を1カ所にまとめるのは無理なので、何カ所か集積場所を設けて、その場所と個数を地図に記入して東部支所に提出します。3日か4日後に業者が回収に来る段取りになっています」という。
作業が一通り終わると、鴫原さんは市役所から借りた白色の線量計を手に集積場所を巡った。「これで空間線量を測り、市に報告します。それでどうするか、市の判断をあおぎます。もちろん町内の皆さんにも回覧板で報告します」。汚泥の詰まった麻袋の上に線量計をかざし、数値を別の住民が記入した。市は測定に関しては何ら指示を出していないので、記入用紙は鴫原さんが独自に作った。
「(土砂上げを)やらないという選択肢もあったのですが、こうして実際に汚泥を上げた後の空間線量を測る事で見えてくるものもあります。町会での会議では、やろうという声が大勢でした」と鴫原さん。「(汚染に)気付かずに放置するのではなくて、こうして土砂上げをして測る事で気付いて、対策を講じる事が出来ます。原発事故は起きてしまった。放射性物質から逃れる事は出来ません。こうやって対策を取りながら住んでいくのです」





町会長による自主測定では、場所によっては0・7μSv/hを超える汚泥もあった。筆者の線量計では、さらに大きな数値を示した。もちろん低い線量もあったが、福島市当局は事前測定も事後測定も行わない。測定結果は既に東部支所に提出されているが、市側は測定や再除染には消極的だ
【「8000Bq/kg超は国と協議」】
「1回試しにやってみっぺって話でしょ。高かったら再除染してもらいますよ。これで測って高かったら、市役所は『やっぱり土砂上げはやめてください』って言いだしたりしてね」
作業に参加した住民の1人は自嘲気味に言った。しかし、「土砂上げ」再開を決定した市当局は、作業の前も後も汚泥を測定する事はしない。ましてや、再除染実施の判断材料にする意向も無い。
鴫原さんの測定では、0・1μSv/hを下回る麻袋もあったが、場所によっては0・7μSv/hを上回るものもあった。周囲からの排水が集まる側溝だった。筆者の線量計では0・8μSv/h~1・0μSv/hを示した。「帰宅したらシャワーで〝全身除染〟しなきゃ」と住民たちから驚きの声が上がる。冷静な鴫原さんも、さすがに驚いた様子だった。「汚泥そのものの汚染密度も本当は行政に測ってもらいたいんだけど…」。住民たちがそう口にするのも当然だ。しかし、市の考えは「もはや空間線量は下がっており、安全性に問題無い」で固まっている。
「土砂上げをするのはせいぜい1時間程度ですよね。仮に汚泥の線量が高かったとしても、24時間側溝脇に居るわけではありません。市放射能対策アドバイザーの石井慶造先生(東北大学教授)からは『健康に影響無いですよ』という話を電話でいただいています。再除染は終了していますし、そもそも土砂上げは再除染とは関係ありません。作業前後の空間線量を測定するような指示も特に出しておりません」
そう話すのは、福島市環境部環境課環境衛生係の担当者。「土砂上げ」再開にあたって町内会長などが集まる会合で説明をしてきたが、特に意見や異論は出なかったという。広報紙「市政だより」10月号では11月4日を「全市一斉清掃日」としたが、強制では無いため実施しない町内会もあるという。そのため、市側ではどこの町内会が「土砂上げ」を実施するのか、日程も含めて全く把握していない。
麻袋に入れられた汚泥は、各支所が手配した業者が回収し、同市飯坂町の産業廃棄物処分業者「クリーンテック」に持ち込まれる。市の最終処分場が満杯のための措置。市環境部清掃管理課ごみ減量推進係によると、今月19日までに既に9つの町内会から出た汚泥が持ち込まれたという。
「搬入する際に測るので、仮に8000Bq/kgを超える汚泥が見つかった場合には、こちらに報告をいただくようになっています。その場合は指定廃棄物となり、クリーンテックでは受け入れられないので、市と環境省とで協議をして処分することになります」
ごみ減量推進係はそう話す。しかし、町内会ごとに分けて搬入されるわけでは無いため、8000Bq/kgを超える汚泥が見つかっても、どこの町内会から出た汚泥か特定は出来ないという。また、8000Bq/kgに達しなくても比較的高い値が計測された場合の対応についても、特に想定されてはいない。
「確かに7999Bq/kgまでは理論上は搬入出来ますが、そこはクリーンテック側にも考えがあるはずです。比較的高い値が出た場合には、こちらにも報告があるはずです。それで対応を協議することになると思います。正直なところ、細かい状況まで想定して詰めてはおりません」と担当者。大旦町会の鴫原会長のように自主的に測定しない限り、数値は全く表面化しないのだ。





午前6時から大旦町会で行われた側溝の「土砂上げ」。黒い汚泥が次々と麻袋に入れられていった。空間線量は確かに7年半で下がったが、市当局は汚泥の測定もせずに再開を決定。強制はしないものの、広報紙で土砂上げの実施を呼びかけた。汚泥は8000Bq/kgを超えない限り、一般廃棄物として処分される
【「土砂の濃度測定は要しない」】
住民による側溝「土砂上げ」再開を巡っては、市議会でも取り上げられてきた。
小熊省三市議(日本共産党福島市議会議員団)は6月7日の市議会本会議で「側溝泥上げの放射線及び放射性物質の濃度の測定結果を伺います」、「私たちが泥上げをやる場合には、そのデータが、その濃度がしっかり低いということを担保されていないと、市民は不安に思うと思います。そういう意味では、その辺の安全をどう確保するのか」と質した。
それに対し、遊佐吉典環境部長は「側溝の空間放射線量につきましては、市内40地点を任意に測定したところ、地上1メートルの高さで平均0・15μSv/hでありました。また、本年2月から3月にかけて実施した全市放射線量測定マップ作成における空間放射線量測定結果では、全地区平均が0・17μSv/hとなり、平成28年度に続き、2年連続で0・23μSv/hを下回ったところでございます」、「なお、市放射能対策アドバイザーからは、土砂上げ作業の安全性の観点から、まずは屋外での活動において放射線が人体に与える影響を最も正しく評価できるのは空間放射線量であること、また除染が完了し、これだけ生活空間の放射線量の数値が下がっていれば、除染後に堆積した側溝土砂そのものの放射性物質濃度については問題ないとの見解をいただいておりますことから、側溝土砂の放射性物質濃度につきましては測定をしておりません」と答弁。
萩原太郎市議(真政会)も「土砂上げ作業に対する市民の不安払拭のために、実際に線量を測定し、市民に周知した上で理解を得る必要がある」と質問。梅津一匡市議(社民党・護憲連合)は翌6月8日の市議会で「丁寧な検証を行い、市民に対し示していくこと、市民とともに意識醸成、合意形成を図ること、そしてその対応が市の内外に発信されることにより、もはや実害である風評被害の払拭、打破へとつながっていく」と質した。
しかし、これらの質問に対しても遊佐環境部長は同様の答弁を繰り返したほか、「市といたしましては、土砂の放射性物質濃度測定は要しないものと考えておりますが、作業再開への不安等があるという場合には、実際に土砂上げを行う箇所の放射性物質濃度測定を含めた対応も検討してまいりたいというふうに思います」と汚泥の測定の必要性を否定している。
遊佐環境部長はさらに、こうも答弁している。
「土砂は食べ物ではありませんから、側溝土砂上げの作業においては外部被曝の影響を受けることになります。したがいまして、土砂上げ作業の安全性は空間線量の測定結果を現場で確認することで正しく評価できるという見解をいただいておりますことから、安全性の確認は空間線量の測定によって行うとしたところでございます」
「側溝土砂上げの再開にあたりましては、むしろ安全とはいっても作業に不安を感じる市民への対応が課題であるというふうに捉えております」
しかし、空間線量の事前測定も、汚泥の汚染密度測定もしない。それが「作業に不安を感じる市民への対応」だった。
(了)
【「放射性物質からは逃れられない」】
ようやく夜が明けて来た午前6時。鳥の鳴き声が響く中、福島市岡部・大旦町会の「土砂上げ」が始まった。集会所で班ごとに麻袋が配られ、数人ずつのグループで作業に取り掛かる。側溝の重いふたを持ち上げて外し、溜まった黒い汚泥をすくって麻袋に入れていく。マスクをしている人、していない人、服装は様々だ。日曜日の早朝ということもあり、さすがに若い世代の姿は無い。汚泥の悪臭が漂う中、午前7時すぎには作業が終了した。
震災・原発事故以前は春と秋の年2回、市内各地で行われてきた「土砂上げ」だが、原発事故以降、7年ぶりの再開。福島市は11月4日を「全市一斉清掃日」としているが、同日は地域の文化祭が行われるため、大旦町会では10月28日に行った。
「どうですか?」。今年4月から町会長を務める鴫原久さんが声をかけると、作業中の女性は「結構ありますね」と応じた。「7年ぶりなんでね。土砂上げをやらないと排水の流れが止まってしまいます。最近、水害が多いですが、側溝が詰まってしまうと排水があふれて、床下浸水などを起こしてしまいます」。あっという間に、道路脇にいくつもの麻袋が並べられた。鴫原さんによると、「汚泥を1カ所にまとめるのは無理なので、何カ所か集積場所を設けて、その場所と個数を地図に記入して東部支所に提出します。3日か4日後に業者が回収に来る段取りになっています」という。
作業が一通り終わると、鴫原さんは市役所から借りた白色の線量計を手に集積場所を巡った。「これで空間線量を測り、市に報告します。それでどうするか、市の判断をあおぎます。もちろん町内の皆さんにも回覧板で報告します」。汚泥の詰まった麻袋の上に線量計をかざし、数値を別の住民が記入した。市は測定に関しては何ら指示を出していないので、記入用紙は鴫原さんが独自に作った。
「(土砂上げを)やらないという選択肢もあったのですが、こうして実際に汚泥を上げた後の空間線量を測る事で見えてくるものもあります。町会での会議では、やろうという声が大勢でした」と鴫原さん。「(汚染に)気付かずに放置するのではなくて、こうして土砂上げをして測る事で気付いて、対策を講じる事が出来ます。原発事故は起きてしまった。放射性物質から逃れる事は出来ません。こうやって対策を取りながら住んでいくのです」





町会長による自主測定では、場所によっては0・7μSv/hを超える汚泥もあった。筆者の線量計では、さらに大きな数値を示した。もちろん低い線量もあったが、福島市当局は事前測定も事後測定も行わない。測定結果は既に東部支所に提出されているが、市側は測定や再除染には消極的だ
【「8000Bq/kg超は国と協議」】
「1回試しにやってみっぺって話でしょ。高かったら再除染してもらいますよ。これで測って高かったら、市役所は『やっぱり土砂上げはやめてください』って言いだしたりしてね」
作業に参加した住民の1人は自嘲気味に言った。しかし、「土砂上げ」再開を決定した市当局は、作業の前も後も汚泥を測定する事はしない。ましてや、再除染実施の判断材料にする意向も無い。
鴫原さんの測定では、0・1μSv/hを下回る麻袋もあったが、場所によっては0・7μSv/hを上回るものもあった。周囲からの排水が集まる側溝だった。筆者の線量計では0・8μSv/h~1・0μSv/hを示した。「帰宅したらシャワーで〝全身除染〟しなきゃ」と住民たちから驚きの声が上がる。冷静な鴫原さんも、さすがに驚いた様子だった。「汚泥そのものの汚染密度も本当は行政に測ってもらいたいんだけど…」。住民たちがそう口にするのも当然だ。しかし、市の考えは「もはや空間線量は下がっており、安全性に問題無い」で固まっている。
「土砂上げをするのはせいぜい1時間程度ですよね。仮に汚泥の線量が高かったとしても、24時間側溝脇に居るわけではありません。市放射能対策アドバイザーの石井慶造先生(東北大学教授)からは『健康に影響無いですよ』という話を電話でいただいています。再除染は終了していますし、そもそも土砂上げは再除染とは関係ありません。作業前後の空間線量を測定するような指示も特に出しておりません」
そう話すのは、福島市環境部環境課環境衛生係の担当者。「土砂上げ」再開にあたって町内会長などが集まる会合で説明をしてきたが、特に意見や異論は出なかったという。広報紙「市政だより」10月号では11月4日を「全市一斉清掃日」としたが、強制では無いため実施しない町内会もあるという。そのため、市側ではどこの町内会が「土砂上げ」を実施するのか、日程も含めて全く把握していない。
麻袋に入れられた汚泥は、各支所が手配した業者が回収し、同市飯坂町の産業廃棄物処分業者「クリーンテック」に持ち込まれる。市の最終処分場が満杯のための措置。市環境部清掃管理課ごみ減量推進係によると、今月19日までに既に9つの町内会から出た汚泥が持ち込まれたという。
「搬入する際に測るので、仮に8000Bq/kgを超える汚泥が見つかった場合には、こちらに報告をいただくようになっています。その場合は指定廃棄物となり、クリーンテックでは受け入れられないので、市と環境省とで協議をして処分することになります」
ごみ減量推進係はそう話す。しかし、町内会ごとに分けて搬入されるわけでは無いため、8000Bq/kgを超える汚泥が見つかっても、どこの町内会から出た汚泥か特定は出来ないという。また、8000Bq/kgに達しなくても比較的高い値が計測された場合の対応についても、特に想定されてはいない。
「確かに7999Bq/kgまでは理論上は搬入出来ますが、そこはクリーンテック側にも考えがあるはずです。比較的高い値が出た場合には、こちらにも報告があるはずです。それで対応を協議することになると思います。正直なところ、細かい状況まで想定して詰めてはおりません」と担当者。大旦町会の鴫原会長のように自主的に測定しない限り、数値は全く表面化しないのだ。





午前6時から大旦町会で行われた側溝の「土砂上げ」。黒い汚泥が次々と麻袋に入れられていった。空間線量は確かに7年半で下がったが、市当局は汚泥の測定もせずに再開を決定。強制はしないものの、広報紙で土砂上げの実施を呼びかけた。汚泥は8000Bq/kgを超えない限り、一般廃棄物として処分される
【「土砂の濃度測定は要しない」】
住民による側溝「土砂上げ」再開を巡っては、市議会でも取り上げられてきた。
小熊省三市議(日本共産党福島市議会議員団)は6月7日の市議会本会議で「側溝泥上げの放射線及び放射性物質の濃度の測定結果を伺います」、「私たちが泥上げをやる場合には、そのデータが、その濃度がしっかり低いということを担保されていないと、市民は不安に思うと思います。そういう意味では、その辺の安全をどう確保するのか」と質した。
それに対し、遊佐吉典環境部長は「側溝の空間放射線量につきましては、市内40地点を任意に測定したところ、地上1メートルの高さで平均0・15μSv/hでありました。また、本年2月から3月にかけて実施した全市放射線量測定マップ作成における空間放射線量測定結果では、全地区平均が0・17μSv/hとなり、平成28年度に続き、2年連続で0・23μSv/hを下回ったところでございます」、「なお、市放射能対策アドバイザーからは、土砂上げ作業の安全性の観点から、まずは屋外での活動において放射線が人体に与える影響を最も正しく評価できるのは空間放射線量であること、また除染が完了し、これだけ生活空間の放射線量の数値が下がっていれば、除染後に堆積した側溝土砂そのものの放射性物質濃度については問題ないとの見解をいただいておりますことから、側溝土砂の放射性物質濃度につきましては測定をしておりません」と答弁。
萩原太郎市議(真政会)も「土砂上げ作業に対する市民の不安払拭のために、実際に線量を測定し、市民に周知した上で理解を得る必要がある」と質問。梅津一匡市議(社民党・護憲連合)は翌6月8日の市議会で「丁寧な検証を行い、市民に対し示していくこと、市民とともに意識醸成、合意形成を図ること、そしてその対応が市の内外に発信されることにより、もはや実害である風評被害の払拭、打破へとつながっていく」と質した。
しかし、これらの質問に対しても遊佐環境部長は同様の答弁を繰り返したほか、「市といたしましては、土砂の放射性物質濃度測定は要しないものと考えておりますが、作業再開への不安等があるという場合には、実際に土砂上げを行う箇所の放射性物質濃度測定を含めた対応も検討してまいりたいというふうに思います」と汚泥の測定の必要性を否定している。
遊佐環境部長はさらに、こうも答弁している。
「土砂は食べ物ではありませんから、側溝土砂上げの作業においては外部被曝の影響を受けることになります。したがいまして、土砂上げ作業の安全性は空間線量の測定結果を現場で確認することで正しく評価できるという見解をいただいておりますことから、安全性の確認は空間線量の測定によって行うとしたところでございます」
「側溝土砂上げの再開にあたりましては、むしろ安全とはいっても作業に不安を感じる市民への対応が課題であるというふうに捉えております」
しかし、空間線量の事前測定も、汚泥の汚染密度測定もしない。それが「作業に不安を感じる市民への対応」だった。
(了)
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