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【ふるさとを返せ 津島原発訴訟】「津島全体を除染しろ」「後回しにするな」ふるさと奪われた男性原告が怒りの意見陳述~仙台高裁で控訴審第5回口頭弁論

原発事故による放射能汚染で今なお大部分が帰還困難区域に指定されている福島県双葉郡浪江町津島地区の住民が、国や東電に原状回復と完全賠償を求めた「ふるさとを返せ 津島原発訴訟」の控訴審。第5回口頭弁論が21日午後、仙台高裁101号法廷(石栗正子裁判長)で行われた。津島で和牛畜産業を営んでいた60代男性原告が意見陳述。「津島で畜産業を再開したい」、「全面除染して環境整備を」と訴えた。次回期日は9月6日、次々回は11...

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【原発汚染水を海に流すな】「海洋放出などさせないぞ」いわき市小名浜で「海の日アクション」 海洋放出開始は8月21日~31日?「何としても止める」と300人がデモ行進

「海の日」の17日午後、原発汚染水の海洋放出計画に反対する「海の日アクション2023 汚染水を海に流すな!~海といのちを守るパレード~」が福島県いわき市小名浜のアクアマリンパークで行われた。福島の市民団体「これ以上海を汚すな!市民会議」(織田千代、佐藤和良共同代表)と「さようなら原発1000万人アクション実行委員会」の共催で、約300人が参加。集会とデモ行進で原発汚染水の海洋放出反対を訴えた。2021年4月に菅内閣...

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【浪江原発訴訟】裁判長も涙目で聴いた最終意見陳述 相次いだバッシング、適正賠償得ぬまま旅立った町民たち…結審し判決言い渡しは来年3月14日

集団ADRでの和解案(慰謝料一律増額)を東京電力が6回にわたって拒否し続けた問題で、浪江町民が国や東電を相手取って起こした「浪江原発訴訟」の第19回口頭弁論が28日午後、福島地裁203号法廷(小川理佳裁判長)で行われた。代理人弁護士や役場職員として賠償請求支援に携わった女性原告が意見陳述。女性は「もっと早期に、もっと多くの被災者が存命のうちに適正な賠償をする機会が無数にあった」と涙ながらに訴えた。目に涙を浮...

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【原発汚染水を海に流すな】「理解と合意ないまま海洋放出するな」福島市内でデモ行進、県庁前で抗議スタンディング 韓国からも反対メッセージ

反対意見を無視した原発汚染水の海洋放出準備が着々と進められるなか、改めて海洋放出強行に抗おうと「6・20汚染水を海に流すな!福島行動」が20日、福島県福島市内で行われた。福島の市民団体「これ以上海を汚すな!市民会議」(織田千代、佐藤和良共同代表)の主催。福島県議会の初日にあわせた行動で、集会の後にデモ行進し、福島県庁前でも抗議の声をあげた。韓国からも「汚染水の海洋放出は、私たちのような漁民の暮らしだけ...

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【147カ月目の汚染水はいま】そして福島県知事はニヤリと笑った 異論なき〝県民目線の会議〟と〝IAEAお墨付き〟頼みの国…パラオ大統領も海洋放出にゴーサイン?

福島第一原発内にたまり続ける汚染水(国や東電、大手メディアは「ALPS処理水」と表記)の海洋放出計画。まもなく放出開始が強行されるとされているが、13日に福島市内で開かれた県の会議では、放出計画そのものへの異論は一切なく、風評対策や損害賠償に終始。25人の出席者のうち1人も海洋放出に異論をはさまないという摩訶不思議な〝県民目線会議〟となった。一方、海洋放出計画への賛否を明言しない福島県の内堀雅雄知事は、放...

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【原発汚染水を海に流すな】そもそも初めから平行線 福島の市民団体が企画した官僚との意見交換会から考える「無視され続ける民意」

7月にも始まると言われている福島第一原発汚染水の海洋放出。10日には、西村康稔経済産業相が福島県漁連地元紙は1面トップで「議論は平行線」と報じた。しかし、さっさと海に流してしまいたい国と流さず陸上保管を続けて欲しい市民との「平行線」は何も今に始まったことはない。福島の市民団体「これ以上海を汚すな!市民会議」(織田千代、佐藤和良共同代表)が企画した過去3回の意見交換会でも、官僚側は安全性や必要性を強調す...

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【原発事故と国内避難民】「原発避難者を1人も取り残すな」 昨秋の会見で国連特別報告者・ダマリーさんが伝えたかったこと~7月の報告書提出を前に

昨年9月26日から10月7日まで行われた国内避難民の人権に関する国連特別報告者セシリア・ヒメネス・ダマリーさんの訪日調査。最終報告書が7月4日、国連人権理事会に提出される。離日直前に日本記者クラブで行われた記者会見を今一度おさらいしておきたい。予定時間を大幅に超過した昨秋の会見で、彼女は何を伝えたかったのか。「避難の権利は『移動の自由』にかかわる人権」、「『子ども被災者支援法』を適用するべき」、「誰一人、...

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【原発避難者から住まいを奪うな】東京都も国家公務員宿舎の区域外避難者へ〝追い出し訴訟〟 被告は、いわき市から避難した鴨下さん~5日に東京地裁で第7回口頭弁論

原発事故後の区域外避難者(いわゆる〝自主避難者〟)に対する〝追い出し訴訟〟を起こしているのは福島県だけではない。東京都も昨年2月、福島県いわき市から避難し都内の国家公務員宿舎に入居した鴨下祐也さん(「福島原発被害東京訴訟」原告団長)を相手取り、退去と約186万円の支払いを求めて提訴。東京地裁で係争中なのだ。3月20日午前には、第6回口頭弁論が同地裁606号法廷(金澤秀樹裁判長)で行われ、次の弁論は今月5日に開...

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【女川原発運転差止請求訴訟】「避難計画の実効性、判断するまでもない」仙台地裁が〝門前払い〟判決 原告は悔し涙「事故の危険性は福島で確かめられたじゃないか」

東北電力が2024年2月にも計画している女川原子力発電所2号機(宮城県女川町、石巻市)再稼働に反対し、宮城県や石巻市の広域避難計画には実効性がないとして石巻市民17人が起こした「女川原発運転差止請求訴訟」で、仙台地方裁判所(齊藤充洋裁判長)は24日午前、住民らの請求を棄却する判決を言い渡した。齊藤裁判長は住民たちが積み上げた主張や証拠に見向きもせず、わずか20ページの判決文で「事故が発生する具体的な危険がある...

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【女川原発運転差止請求訴訟】24日仙台地裁が判決言い渡し 「司法の良心に期待」と原告団長 「不十分な避難計画下での再稼働など駄目」

東北電力が2024年2月にも計画している女川原子力発電所2号機(宮城県女川町、石巻市)再稼働に反対し、宮城県や石巻市が策定した原発事故発生時の広域避難計画には実効性がないとして石巻市民17人が運転差止を求めて起こした「女川原発運転差止請求訴訟」は24日、仙台地方裁判所(齊藤充洋裁判長)で判決が言い渡される。判決前日に81歳の誕生日を迎える原告団長の原伸雄さん。「岸田政権の原発回帰にくさびを打ち込むような判決を...

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【146カ月目の汚染水はいま】「海洋放出するな!」「海を汚すな!」福島県民たちが東電前や国会前で抗議行動 韓国の女性たちも「陸上保管続けろ」と連帯のアピール

8月にも強行されると言われている原発汚染水の海洋放出。福島で反対運動を続けている市民たちが16日、都内の東電本店前や国会前などで改めて「海洋放出するな」「海を汚すな」と抗議の声をあげる「東京行動」を実施した。福島県の市民団体「これ以上海を汚すな!市民会議」(織田千代、佐藤和良共同代表)と「さようなら原発1000万人アクション実行委員会」の共催で、福島県民だけでなく、首都圏で原発問題に取り組んでいる人々も...

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プロフィール

鈴木博喜

Author:鈴木博喜
(メールは hirokix39@gmail.com まで)
https://www.facebook.com/taminokoe/


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 (銀行コード0039 支店番号106)

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