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【85カ月目の葛尾村はいま】英文で「速く通過を」。帰還困難区域の県道50号線が自由通行に。村職員が思わずポロリ「時間短縮をとるか被曝リスクをとるか」

また一つ、いまだ避難指示が解除されていない帰還困難区域を通る道路が自由通行になった。福島県双葉郡葛尾村と浪江町川房を結ぶ「県道50号浪江三春線」。今月19日午前11時をもってバリケードが撤去され、四輪車であれば自由に通行出来るようになった。葛尾村役場は「村民の利便性が増す」と歓迎するが、被曝リスクを抱えたままの自由通行。時間短縮をとるか被曝リスクをとるか、理不尽な選択を強いる原発事故の〝傷跡〟を、帰還困...

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【中通りに生きる会・損害賠償請求訴訟】「原発事故さえ無ければ不安も心配も要らなかった」。5人の原告へ本人尋問。東電側弁護士は被曝リスクを全否定

「中通りに生きる会」(平井ふみ子代表)の男女52人(福島県福島市や郡山市、田村市などに在住)が原発事故で精神的損害を被ったとして、東電を相手に起こした損害賠償請求訴訟の第10回口頭弁論が20日、福島地方裁判所206号法廷(遠藤東路裁判長)で終日、行われた。前回期日に引き続き、5人の女性原告に対する本人尋問。静まり返った法廷、重苦しい空気の中、原告は原発事故さえ無ければ受けることの無かった精神的苦痛をそれぞれ...

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【モニタリングポスト撤去】福島市でも母親たちが継続配置を要請。「当面は外させない」と木幡市長。一方で「風評」「風評」と連呼、近い将来の撤去に含み

福島県内(避難指示区域を除く)に設置された「リアルタイム線量測定システム」と呼ばれるモニタリングポスト(MP)の撤去計画問題で、福島市内に住む母親たちが18日午後、同市役所を訪れ、継続配置を求める要請書を木幡浩市長に手渡した。母親たちの訴えに、木幡市長も「当面はむやみに外さないよう、福島県とともに国に求めて行く」と寄り添う姿勢を見せたものの、一方で「MPの存在が風評の源になっている事も総合的に判断しなけ...

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【モニタリングポスト撤去】「撤去前提で進めるな」「配置継続を」。福島の住民たちが都内で要請。方針変えぬ、と原子力規制庁。「科学的に必要無い」

福島県内(避難指示区域を除く)に設置された「リアルタイム線量測定システム」と呼ばれる約2400台のモニタリングポスト(MP)が2021年3月末までに撤去される計画が浮上した問題で、福島県民でつくる「モニタリングポストの継続配置を求める市民の会」が16日午後、MPの配置継続などを求める要請書を原子力規制庁に提出した。しかし、規制庁職員は「空間線量は科学的に見て低い数値で安定しており、役目を終えた」などの説明に終始...

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【85カ月目の福島はいま】「廃炉完了まで継続を」。モニタリングポスト撤去問題で市民が郡山市長に要請。徐々に広がる反対の輪。原子力規制委へも要請予定

福島県内(避難指示区域12市町村を除く)に設置されたモニタリングポスト(MP)のうち、「リアルタイム線量測定システム」と呼ばれる約2400台のMPを2021年3月末までに撤去する方針を原子力規制委員会が固めた事を受け、郡山市民有志が11日午前、品川萬里市長に要請書を提出した。廃炉が完了するまで撤去しないことを求めている。福島県内では「モニタリングポストの継続配置を求める市民の会」が発足。インターネットを利用したオ...

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【85カ月目の福島市はいま】にぎわう花見山。0・3μSv/h前後はもう安全?「安全一辺倒でなく本当の事を伝えて」。ベテラン・ボランティアガイドの怒り

厳しかった冬から急激に気温が上昇したため例年より大幅に満開の時期を迎えている福島県福島市の花見山。日曜日の8日は肌寒かったものの、多くの観光客でにぎわった。幼い子どもを釣れた家族は一様に「被曝リスクを心配したってしょうがない」と語り、市職員も「除染の効果が出ているから大げさな事はしない」と空間線量の掲示を外した。原発事故から7年超。もはや「汚染」「被曝」は過去の話なのか。その問いに「NO」と答えたのは...

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【85カ月目の飯舘村はいま】「父も喜んでいると思う」。福島地裁判決受け東電幹部3人が謝罪。102歳、村最長老の自死から7年。ようやくたむけられた線香

福島県相馬郡飯舘村の最長老・大久保文雄さん(当時102歳)が2011年4月、政府による全村避難方針が示された夜に自ら命を絶ったのは原発事故が原因だとして遺族ら3人に損害賠償の支払いを命じた福島地裁判決(2月21号参照)を受け、被告・東京電力の幹部3人が5日午後、飯舘村宮内の大久保さん宅を訪れ謝罪した。自死から7年、2年半の訴訟を経てようやくの謝罪。遺族は「誠意は伝わった」と謝罪を受け入れたが、謙虚な態度の裏側には...

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【85カ月目の飯舘村はいま】〝40億円の新校舎〟で開校式。復興の象徴は「無料」尽くし。村内授業再開にこだわった菅野村長。6000万円でタクシー通学も

〝40億円の新校舎〟が始動した。飯舘村立認定こども園(までいの里のこども園)と3小学校(草野、飯樋、臼石)、飯舘中学校の開園・開校式が1日午前、新装された旧飯舘中学校の体育館で行われ、国会議員などから復興のシンボルとして期待する声が相次いだ。しかし、保護者が重視したのは復興よりも子どもたちの友人関係。被曝リスクへの不安も残る。PTAの反対を押し切り、村内授業再開にこだわった菅野典雄村長。制服代も給食費も...

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【原発避難者訴訟】これが〝加害当事者〟の態度。全国から駆け付けた原告を徹底排除した経産省、「非公式に御意見聴く」だけの東電。救済されぬ被害者たち

全国で係争中の原発避難者訴訟のうち京都地裁や東京地裁などで判決が言い渡され国や東電の過失責任が認められた事を受け、全国の原告たちが27日、経済産業省や東電と団体交渉を行った。しかし経産省が用意したのは、1人たりとも中に入れまいと張られた規制線。交渉に応じた東電も「非公式に御意見を聴く」と繰り返すばかりで、原告らは怒りの声をあげた。京都、東京両判決とも避難指示区域外の避難の合理性を限定的にしか認めてお...

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【84カ月目の浪江町はいま】〝なみえっ子ファイブ〟から2人巣立つ。二本松市内で浪江小学校の卒業式。原発避難で町民離散、新入生なく3年後に閉校へ

福島県内公立小学校の卒業式が行われた23日、在校生5人の小さな小学校でも2人の卒業生が多くの拍手に包まれて巣立った。福島県双葉郡浪江町の浪江小学校。原発事故当時、幼稚園児だった2人は、放射性物質の拡散による全町避難で親とともに町を離れ、福島県二本松市内の校舎で津島小学校の児童と一緒に小学校生活を送って来た。2人は、4月からは再び本宮市と浪江町で別々の中学校生活を送る。1人は町内に新たに開校する中学校に進学...

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【84カ月目の福島はいま】「まだまだ早い」「住民の意見聴け」。〝モニタリングポスト2400台撤去〟に怒る住民、自治体。規制庁「説明会で不安解消したい」

原子力規制委員会が福島県内(避難指示区域12市町村を除く)に設置されたモニタリングポスト(MP)のうち、「リアルタイム線量測定システム」と呼ばれる約2400台のMPを2021年3月末までに撤去する方針を固めた。住民はもちろん、福島県内市町村の職員からも反対の声が噴出しているが、同庁は住民説明会を通して〝不安解消〟を図り、計画通りに撤去を終えたい考え。学校敷地内に埋められた除染土壌の搬出が始まる事もあり、「結論あ...

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鈴木博喜

Author:鈴木博喜
(メールは hirokix39@gmail.com まで)
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