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【72カ月目の浪江町はいま】これのどこが「生活環境は概ね整った」のか~月末の避難指示解除控え6年ぶり常磐線試運転も、町内に汚染や被曝リスクが点在

やはり生活環境など整っていなかった。避難指示解除(帰還困難区域を除く)を今月末に控えた福島県浪江町で7日午前、JR常磐線の試運転が始まり、原発事故後初めて、列車が浪江駅に入線した。しかし、改めて町内を巡ると住民懇談会で噴出した町民の懸念が単なる〝心配性〟〝考えすぎ〟ではないと思い知らされる。隣接する帰還困難区域、除染されても残る被曝リスク、手つかずの里山。華々しい鉄道再開の陰に、浪江町民が直面する現...

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【県民健康調査】甲状腺エコー検査〝縮小〟にNO。「汚染は広い。むしろ福島県外でも必要」~福島市で「3・11甲状腺がん子ども基金」顧問の牛山元美さんが講演

医師で「3・11甲状腺がん子ども基金」顧問を務める牛山元美さん(神奈川県相模原市、さがみ生協病院内科部長)が5日午後、福島県福島市で講演し、福島県内で実施されている甲状腺エコー検査を縮小させる動きが加速している現状に「NO」を突きつけた。第三者機関の設置に躍起になっている星北斗座長(星総合病院理事長、福島県医師会副会長)を「暴走だ」と批判。放射性物質の拡散が福島の県境ではとどまらない事、基金が療養費を給...

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【72カ月目の浪江町はいま】「帰りたい」夢に見る故郷。「帰れない」踏みにじられた苦悩。望郷の涙と避難指示解除容認への怒り~なみえ3.11復興のつどい

浪江に帰りたいけど帰れない。拙速な避難指示解除容認は浪江町民の苦悩を踏みにじった。4日、福島県二本松市内で開かれた「第6回なみえ3.11復興のつどい」では、反対意見を無視するように国の避難指示会場方針を受け入れた馬場有(たもつ)町長への不信感が多く聞かれた。誰だって今すぐに帰りたい。涙を拭いながら想う故郷。しかし、降り注いだ放射性物質や高線量の原発の存在が立ちはだかる。飛び交う「前向き」「復興」そして「...

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【72カ月目の浪江町はいま】在校生無き〝最後の〟卒業式、途絶える伝統。母校奪った原発事故への怒り。「我が学び舎を返して」~浪江高校と津島校で休校式

原発事故により今月いっぱいでの休校が決まっている福島県立浪江高校と浪江高校津島校の卒業式が1日午前、本宮市内で行われ、計26人が同窓生に見守られながら巣立った。〝あの頃の小学6年生〟が迎えた在校生無き卒業式。続いて開かれた休校式で同窓生が口にしたのは90年、70年という伝統を途切れさせられた原発事故への怒りと哀しみ。津島校で生徒会長を務めた柴田結美さんも、故郷の喪失感と環境の劇的な変化に対応できず、中学校...

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【71カ月目の浪江町はいま】無視された「忌憚の無い御意見」。住民懇での〝ガス抜き〟経て馬場町長が3月末の避難指示解除受け入れ。「町を残したい」と涙

福島県浪江町の馬場有(たもつ)町長は27日午前の町議会全員協議会で、帰還困難区域を除く避難指示を3月31日で解除するとした国の方針を受け入れると表明した。涙を浮かべて語ったのは「町残し」への想い。1月下旬以降、福島県内外10カ所で行われた住民懇談会では反対意見が噴出したが、無視された格好だ。避難指示が解除されても、汚染や廃炉作業への懸念などから「すぐ帰りたい」と考えているのは10%ほど。多くが4月1日からは〝...

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鈴木博喜

Author:鈴木博喜
大手メディアが無視する「汚染」、「被曝」、「避難」を追い続けています。

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